澁川 泰之(しぶかわ やすゆき)

1967年11月生まれ
中小企業診断士、FP、利き酒師

東京都新宿区在住

大学卒業後、総合スーパーに入社。
山形県・新潟県の店舗にて、
売場担当者、部門長、マネージャーを経験し、退社。

退社後は、地元に戻り派遣社員として働きながら
中小企業診断士の勉強を再開。

2005年中小企業診断士の資格を取得し、独立。

現在は、
同族企業における経営の世代交代(事業承継)サポート
のほか、流通業、サービス業、飲食業を中心に
コンサルティングを行う。

各中小企業支援機関のアドバイザー、
商工会・商工会議所のセミナー講師も務める。

趣味は、街歩き、ポタリング(散歩的なサイクリング)、読書。

【中小企業診断士を目指した理由】

上記に記させて頂いたように
僕は、大学卒業後、総合スーパーに勤めました。

入社して数年後、
生活用品部門の部門長になった時、

『ご来店頂きたいお客様像を設定し、
そのお客様が望まれているであろう
商品を仕入れ、
興味・関心を引くような売場を作り、
販売していく』

といった、基本ではありますが、
実現するのが難しいサイクルを
”自らの意志”で回す機会を何度も頂きました。

その後、次第に、
「こう考えて、こう実行すれば、売上は上がる」
といった自分なりの成功パターンを確立し、
その成功パターンを他の人と共有したい
と思うようになりました。

ある日のこと、
いつものように地場問屋の担当者と
商談を行った後、僕は

「自社以外で、※SVのような仕事がしたいんです」と
ぼそっと言いました。

※SV
スーパーバイザー:本社に籍を置きながら
各店を回って売場づくりの指導をする人

すると問屋の担当者が
「中小企業診断士という資格があって、
それを取れば一般の小売業に対し
SVのような仕事ができるよ」
と教えて下さいました。

それを受け僕は通信教育で勉強を始めました。

その後、総合スーパーを辞め、勉強も中断するなど
色々なことがありましたが、最終的には勉強を始めて
10年位経ってから資格を取り、独立しました。

【同族経営の事業承継サポートがしたいと思った理由】

2005年(平成17年)
中小企業診断士の資格を取得し、独立しました。
そして商業、サービス業、飲食業を中心とした
事業者様とお付き合いをするようになりました。

そのいずれもが同族経営の事業者様でした。

事業者様と深くお付き合いさせて頂くと
家族(親族)で経営を行っているがゆえに
仲をこじらせてしまうケースが案外に
多いことが分かってきました。


また、家族(親族)とのコミュニケーション不全が
業績不振を引き起こしていることが多いことも
分かってきました。

その頃、僕自身に大きな変化が起こりました。
実父が親族と経営する企業群に
外部の中小企業診断士として、
関わることになったからです。

結局7年間地元に通い、実父たちが経営する
企業群に顔を出し続けました。
リーマンショックの後、日本経済もおかしくなり
消費が委縮していた頃のことです。

僕は、これらの経験を通じて、
同族経営では、
中小企業診断士の勉強で得た知識とは
全く違う力学で意思決定がなされ
物事が進んでしまうことを痛感しました。

そしてこのような状況では
同族企業の事業承継はなかなか進まない
とも思いました。

ある時期、ある事業者さんの支援をしていて、

「こじれてしまった同族企業においては、
血がつながっていない第三者が
もつれた糸を解きほぐし
未来に向かって進む”きっかけ”を
提示しないとなかなか前へは進めない」

と強く感じる出来事がありました。

がしかし
「なかなかそんな人はいない」
とも…

そんな想いがあり、僕が、
同族経営の事業承継のサポートを
行おうと考えるに至りました。