「体験してない人には伝わらない」という残酷な事実
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"晩夏の夕方、
アスファルトに寝転がって
空を見上げた時の感覚"
って、
それを体験したこと
のない人には、きっと
伝えずらいですよね。
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昼間に熱せられた
アスファルトを介して
背中でほんのりと感じる
暖かさや
空をゆっくりと流れる
雲を見て、
日常抱いてしまいがちな
悩みって
"大したことないな〜"
と思える感覚や
目の端々に入る
草や木の緑は
青々とした季節を終え
秋に向かう色合いへと
変化していることを感じ
"変わらないことって
ないんだな〜。
きっと時間が解決してくれる"
と思えたり…
そして
それらの感覚を通して
「今に感謝」と思う気持ち
が自然と沸いてきたり
「残りの人生をどう生きよう?」
と自問自答してみたり…
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そんなこと(感覚・思考)は
いくら言葉を尽くしても
正確には伝わらない
と思います。
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例えば
想像力が乏しい僕は
雑貨屋にあるお皿を見て
「かわいい〜」
というギャル(←死語?)の
気持ちはわかりません。
そんな僕に対して
いくら言葉を尽くして
ギャルの感覚を伝えてもらっても
やっぱり理解は出来ないはずです。
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(話変わって…)
「同族経営のあの感覚」
と言われて
「あんな感覚かな」
とか
「こんな感覚かな」
とすぐに
想像できる人はきっと
同族経営の裏も表も
見てきた人だと思います。
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ちなみに…
僕は
「同族経営のあの感覚」
という言葉を聞くと
気持ちがどよ〜んとしてしまい
お腹の下の方が重くなる感覚を
抱きます。
そしてちょっと
うつむいてしまいます。
何だか
ブルーな気持ちになります。
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(話飛んで…)
ある人が
「従業員教育は諦めた。
言っても伝わらないことが
多すぎる。
従業員教育をするくらいなら
自分と同じ感覚を持った
人を採用することに
力を入れた方がマシ」
とおっしゃいました。
僕はそれを聞いて
「なるほどね〜その通りだ!」
と合点がいきました。
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その人は
そこまで割り切れるように
なるまで、
随分と苦悩したのだと想像します。
経営する側にとっては
「カネ」に関する苦悩の次に
「ヒト」に関する苦悩が
きつい!
と僕は思っていますので…
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残念ではありますが、
体験していない人に
体験で得た感覚を
正確に伝えるのは
無理だと思います。
また
考えが凝り固まった人に
その人が持つ世界観外のことを
伝えるのも困難を極めると
思います。
P.S.
難しいな〜
ヒトのことって…
とつい思ってしまいます。
各地で戦争・紛争がなくならない
現実を見てもそう思います。
また色々体験することって
大切!とも思います。
僕が抱いたことのない
感覚って、
無限にあるので…