「業績の長さが強み」って、あり?
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十数年前のこと
あるご高齢の経営者さんに
「御社の強みって何ですか?」
とお聞きしました。
すると、
その経営者さんは少し間をおいて
「業歴が長いことだろうな」
とおっしゃいました。
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その会社さん
確かに業歴は長いのです。
でもそれが
弱みになっているのでは…
と以前より僕は感じていました。
・仲間内としか
コミュニケーションをとらない
・外の世界を知らない
・異文化、異論を排除する
・自信を持ちすぎている
・従業員の新陳代謝が余りにもない
そのような傾向があるので
現状(業績不振)があるものと
感じていました。
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さて、さて…
ある現役の金融機関の方と
話していた時、
その方は
「稟議書を書く時、
業歴が長い会社だったら
(それは強みという解釈をし)
稟議書に必ず書く」
とおっしゃっていました。
それを聞いた時、僕は
「それは違うのでは…
長くやっていると
マンネリになり、従業員も高齢化し、
新しいことにチャレンジしなくなる
そういうリスクもあるのでは…」
と思いました。
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さて、さて…
僕は、今年、
中小企業診断士の資格を頂き20年
となりました。
その間、ずっとこの仕事をしています。
どっぷりこの業界の常識に
浸っているかも知れません。
その上、自己流が出来上がっています。
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年齢的にも上になってしまい
僕の改善点について
指摘してくれる人が
かなり減ってきたことは
意識しています。
その上
慣れ・慢心が出始めています。
この状態
危機感以外の何物でも
ないです。
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世の経営者さん、
ひょっとしてあなたもそうかも
知れません。
「自分もそうかも…」
とご自身を振り返れるならば
その後
どのような判断をし行動されるかは
あなた次第!