ホメオスタシスとアンラーンはセットで覚えておく!
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以下
世の後継者に聞いてみたい
ことです。
「なんで今どき
そんなことしているの?」
とか
「この会社って
惰性で続けている
作業が多すぎない?
無駄じゃん」
とか
「社長(父)は
"○○は変えられない"
と言っているけど、
それは思い込みだと思う」
などなど
そう思わずにいられない
時ってないですか?
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昔僕が父が経営する会社に
関わっていた時のこと。
出社した後の
ほとんどの時間は
そう思っていました。
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とは言え
僕にも思い当たる節があります。
これまでの自分の経験を
どうしても重視してしまうのです。
実際、あらゆる場面で
「今のやり方が好きだから」
とか言ってしまいます。
しかしそれは言い訳で、
本当は
「ほかのやり方を知らない」
とか
「厳密に言うと"好き"とは
違っており、
新しいことをしたくない」
だけのような気もしています。
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人間には「ホメオスタシス」
という変化を嫌う性質が
備わっている
ことを日ごろから強く意識して
おかないと
これまでと同様に
自分にとって心地よいと思っている場所
(コンフォートゾーン)
から抜け出したくない
という気持ちが
どんどん幅を利かせてしまう
ものかも知れません。
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実際、ホメオスタシスは
強力で
僕の内面に強く強く
へばりついていることを
日々感じます。
時々、退治したいと
思うのですが、
なかなか退治できません。
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「固定化されない人生」
を目指している僕が
色々な人と出会え
かつ刺激の多い都心に
現在住んでいるのは
ホメオスタシスを出来るだけ
へばりつけさせないため
でもあります。
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先日
「アンラーン」
という本を読みました。
東大教授の柳川範之氏と
陸上スプリンターであった
為末大氏の共著です。
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「アンラーン」とは
学ぶことの否定ではなく、
思考の癖や思考の枠を外すこと。
自由な発想で新しい世界への
応用力を作ること
のようです。
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この本の前書きには
『本書は、アンラーンによって、
まずは自分自身の足元を見つめ直し
今まで身につけてきた
「こうなればああなる」的なパターン化
された「思考のクセ」を見直して、
一旦取り払って、柔軟な発想が
出来るようにしておくことを目指します』
と記されています。
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このアンラーン。
事業承継を成功させるカギ
だと思います。
事業は変化し続けないと
継続できないです。
昔の成功体験で
今後もやっていける保証は
どこにもありません。
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「アンラーン」
という言葉は
「ホメオスタシス」という言葉と
セットで覚えておきたいと思います。