"ヨーグルトを食べてウンチが出た"と聞いただけで、ニマッ!


先日、家の近所を歩いていると

高校生ぐらいの娘さんとそのお母さんが
向こうから歩いてきました。

娘さんはリードを手にしており
その先にはダックスフントが…

母娘で愛犬の散歩中のようでした。


僕とすれ違いざま
その娘さんはお母さんに

「ヨーグルトを食べたからウンチが出たんだよね」
と言いました。

僕は

「良かったねー。ウンチが出たの。良かったねー」
と心の中で思いました。

(妄想の中で、僕はダックスちゃんを
抱いてナデナデしてます)


その時の僕の頭の中では…

・ウンチが出ずに苦しんでいるダックスちゃんの様子

・ヨーグルトを食べさせてもらい
ぺろぺろしているダックスちゃん
(ダックスちゃんの口元はヨーグルトが付いて
白くなっている←かわええ〜)

・その後ウンチが出た

というストーリーが展開されていました。

(脳内妄想!ニマニマ炸裂!!!)


ということで

「良かったねー。ウンチが出たの。良かったねー」

というセリフが自然と僕の頭に浮かんだのです。


【ストーリーの力って偉大!】
ととても強く思います。

「ヨーグルトを食べたからウンチが出たんだよね」
という娘さんの一言で、

一瞬にして、

ダックスちゃんが苦しんでいる様子と
母娘の心配している様が頭に浮かんできます。

そして感情移入してしまう…


さて、さて、
以前より思っていたのですが、

「事業計画」や「経営改善計画」ってやつも
そんなストーリーで良いのではないかと
思っています。

あっ、言っちゃった!

「"誰に、何を、どのように"で事業領域を表す
エイベルの三次元の定義ってなんやねん。
気持ちが入らん」

ってつい思ってしまう

あっ、
また、また、言っちゃった!!!


・感情が乗らない

・どうしても他人事のように思えてしまう

・予想損益計算書もキャッシュフロー計算書も
単なる数字の羅列に見えてしまう

・自分や相手が楽しくなっている様子が
頭に浮かばない

そんな計画なんて
クリープのないコーヒーだと

とずっとずっと思ってきました。


「クリープのないコーヒーなんて…」
というセリフは何十年も前のCMでの
セリフです。
ご存じでない方はお気になさらないで下さい


一方で

そんな計画でも作らなければいけない
という事情も少しは分かっている積り

です。

ですが…


人って

自分の感情が乗らない限り、
なかなか継続的には実行しないはず。

だったら感情を乗せるような
未来を描く(計画を描く)ことが
重要だと思っています。


そのために

経営者や後継者と
僕たち中小企業のサポーターが

時には
居酒屋の小上がりでお酒を飲みながら
グダグダ話し合い未来を語ることが
必要不可欠なのだろうと思います。

P.S.

座学と実務の違いって大きい。

このような話をして
心からわかって下さる人って
少ないような気がする

なんでだろう???


僕が好きな表現です。

坂本孝さん著の
「俺のイタリアン 俺のフレンチ
〜ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方〜」

という本に載っていました。

↓  ↓  ↓

現場からビジネスモデルを組み立てていく
(中略)

新業態でイメージした客層は

「丸の内で働く30代の女性3人連れで、
肉料理をガンガン食べて、
白ワインと赤ワイン、
ボトル1本ずつじゃぶじゃぶ飲んで
『明日も仕事がんばろう』と思っていただける…」

↑  ↑  ↑

このような表現だと
喜んで下さる方の心情に
思いを馳せることが出来ます。

すると
僕の気持ちはノリノリになるのです。

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