三方悪しのラーメン店
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10月は「スポーツの日」
という祝日があります。
そのおかげで
12日、13日、14日が
三連休となりました。
皆さまはどのように
お過ごしになったでしょうか?
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僕は、
久々に自転車に乗ってみました。
今年の夏は異常ともいえる酷暑で
自転車に乗る気が全く
起こりませんでした。
しかし
ここ数日は涼しくなったので
やっと自転車に乗ってみた
という次第です。
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久々に自転車に乗って
運動の大切さを思い知りました。
自転車に乗り
体力がとても衰えていることを
感じました。
20㎞くらいしか乗ってないのに
翌日足に来ました。
しかも2日後に若干の筋肉痛と
なりました。
頭も体も使い続けないと
すぐになまってしまうもの。
そのことを改めて認識した
三連休になりました。
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ちなみに歩く方(散歩)は
そこそこ実践する方だと
思っていたのですが…
それでも体力の衰えを感じます。
繰り返しになりますが
足の筋肉、心肺能力等々は
絶えず使っていなきゃ
なまるのですね。
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さて、さて、
しばしの自転車での漂流後、
たどり着いた街で
12時過ぎに
ラーメンを食べました。
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ラーメン店に入ると
そこそこ混んでました。
入り口付近には
最近珍しくなくなった
キャッシュレス対応の食券機
がありました。
そこで僕は食券を買いました。
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店内を見渡すと厨房には
日本人の店主さん(40代)と
外国人のアルバイトの男の子(20代)
がいます。
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カウンターに座った僕は
カウンターテーブルの
上に食券を置きます。
しかしなかなか食券を
取りに来てくれません。
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本来は
アルバイトの外人さんが
オーダーを取る役目
だろうと察しました。
しかし
外国人アルバイトさんが
いつまで経っても動かないので
一人でセカセカと
忙しく動いてらっしゃる中、
日本人の店主さんが
僕のオーダーを取ってくださいました。
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「何か、お好みは?」
と聞く店主さん
僕は
「麺はかためで、
あとは普通でお願いします」
とオーダーしました。
すると店主さんは
「承知しました!」と言い
食券の左端の上部を折り曲げました。
その動きを見て、
「ほ、ほぅ~
左上隅を折り曲げると
麺はかためなのね」
と僕は思いました。
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その後も観察を続けると
この店主さんは
外国人アルバイトに
腹が立っていることが
わかりました。
それは以下のような発言からも
わかります。
「ちゃんと間違えずにオーダーは取る
絶対間違えないでね(怒)」
「お客様の後ろを通る時は必ず
"後ろを通ります"
と言ってから通るように(怒)」
「使ったものはちゃんと
元通りに置く(怒)」
「お皿は静かに置く(怒)」
「ごめん、何を言っているのか
聞き取れない(怒)」
「ライス出した?
出してないんじゃない(怒)」
「どうして冷蔵庫の中が
こんなにぐちゃぐちゃなの?(怒)」
「夜のバイトといい
君といい…
なんで出来ないかな?(怒)」
などと大きな声で
外国人アルバイトにしゃべっている
のです。
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その発言を聞いていて
店主さんの言うことは
全てごもっともだと思いました。
しかし
そんな口調で言われたら
アルバイトさんは萎縮してしまう。
また
その会話を着ている
僕たち客もいい気分には
なれない…
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その後も
外国人アルバイトさんは
(1)麺のかたさ
(2)スープの濃さ
(3)あぶらの量
(4)ライスを付けるかどうか
といったオーダーを聞き間違え
店主さんに怒られ続けていました。
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今後わが国では
ますます労働力不足が
深刻になるはずです。
機械や外国人さんに
頼らざるを得ない場面が
どんどん増えるかも知れません。
とはいえ、機械化で全てが
解決できるわけではありません。
カバーできない部分は
人(外国人の店員さん?)が
カバーするしかない。
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すると近い将来
このラーメン店のような
光景を見ながら食事することが
増えるのかな~
なんて想像したら
ちょっとブルーになってしまいました。
P.S.
定置定量で食材を置いておけないのなら
ものを置く場所に
その国の言葉と日本語で書いた
シールを貼っておく。
また
こういうシーンでは
このように動いて欲しいという
マニュアルをその国の言葉と
日本語で併記して準備しておく
等をしておかないと
日本の常識で育った人は腹が立つばっかり…
そんなことを思いました。
仕組みで現状を改善するように
考えていかないと
感情的になってしまう可能性が
高まります。
国によって「常識」ってやつが
違うようなので。