主張の頃合い
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議論って難しいと思います。
「あ~、言い過ぎちゃった」
とか
「ちゃんと説明しなきゃ
理解できないだろうな~」
とか
「自分の意見に固執してしまった」
とか
「声の大きい人の意見に
流されてしまった」
とか
「何も発言しなかったけど
それで良いのか?」
なんて思うこと、
僕はしょっちゅうです。
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一時期
「KY」という言葉がはやりました。
「くうき、よめない」の略です。
20代、30代の僕は
変に空気を読んで
黙っていることが多かった
ように思います。
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黙っていると
誰も傷つけないし、
僕も傷つかない。
しかし40代後半となり
これで良いのかと思い始めました。
30代、40代、
周囲の先輩方は
「ちゃんとしぶかわの意見を言え」
と迫ってきました。
それで今は、以前より
主張するようになっています。
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さて、さて…
経営者である父、後継者である子。
この関係でも
「主張しすぎvs黙りこむ」
の構図が頻繁にみられます。
僕の経験では
「言い過ぎたかな」
と反省されるのは
昭和のお父様の方で
ある程度まで黙っていたが
途中から切れてしまうのが
子供。
そんな気もしています。
※もちろんそうじゃない
親子さんもいっぱいいらっしゃる
はずですが…
僕の周囲は上記な感じ。
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おそらくどちらにしても
ご当人様、自覚はおありなよう。
であるなら
言動を改めれば良いのですが…
それが出来ないから
親子共々苦しんでいるのだと思います。
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主張することって、
頃合いが大事なのではないかと
思うようになりました。
相手の意見を最後まで聞いてから
主張する
自分が感情的になっているなら
時間をおいて主張する
言いたいことを紙に書いてから
その紙をお互いに見ながら
主張する
体勢を変える、柔軟体操をする
あくびをするなど
身体を整えてから主張する
などの努力が必要かと思うのです。
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僕は議論を進行する機会が
あります。
その場の空気が悪くなったら
すぐに出せるよう
チョコをカバンの中に
しのばしておく
などをしてきました。
試行錯誤しながらですが、
今後も
同族企業の事業承継をお手伝いするべく
家族会議を行っていきます。
P.S.
家族であるがゆえ
遠慮なく発言してしまう
なんてこと
往々にしてあるかと思います。
同族経営の場合
そんなことは日常茶飯事。
うまく話が進まない場合、
何らかの工夫をして
議論してみてはいかがでしょうか。
言うは易く行うは難し
だとは思いますが…
僕の場合、
永遠に試行錯誤が必要なんだろうな〜