仕事への意欲を持つ従業員の割合は5%しかいないという現実


アメリカのギャラップ社が実施した
「グローバル職場環境調査」によると

日本においては

仕事に対しての熱意や
職場への愛着を示す社員の割合は
2022年は5%と4年連続の横ばい

であったとのこと。

調査した145か国の中でイタリアと並び
日本は最下位だったらしいです。

ちなみに世界最高は30%を超えるアメリカで
世界平均は23%とのこと。


古い人間なので
つい昔のことを書いてしまいますが…

総合スーパーに勤めていた20代、

「ここで僕が踏ん張り、
気張っておかないと
この会社がダメになる」

と勝手に思い込み、

「僕が会社を背負っている」
という心持ちになっていました。

そして

休みの日でも無給出社し
栄養ドリンクを飲みながら
仕事をしていました。


冷静になって考えると、

僕一人が頑張っても
一部上場の割と大きな会社だったので
全社の業績が上向くとは思えませんが…

「若かったな〜」
と今になっては懐かしく思います。

体も無理が効いたのでしょうね(笑)


さて、さて…
(ひょっとして、
若い方に顕著なのかもしれませんが…)

現在の従業員の方々の意識は
「就社から就職」に変わっているようです。

つまり

自分のスキルを高めるために
今の会社に3年〜5年程度勤め
次の会社に移ることを考えている

ようなのです。

また年功序列ではなく

市場価値が得られるようなスキルや経験が
得られれば就職したところで長く勤めたい

とも考えているようです。

(↑しかしこのご意見でも転職が前提ですね)


別の調査では

日本では

・生き生きと仕事をしていない社員70%

・職場で周囲に不満をまき散らす社員24%

・従業員エンゲージメント低迷による
日本経済への影響は91.7兆円と試算

とのこと

※調査結果について
細かいことは記されていません。

割合であるなら分母と分子がありますが
それぞれの数字の算出方法等についてや、
サンプルはどのような人達か、
質問項目についてはどういったものか等

本当はその辺りも考慮した上で
調査結果を見るべきでしょうけど…

今回、僕は面倒なのでしていません。
悪しからず…です。


(話戻して…)

僕の個人的考えですが…

経営サイドとしては

「上記のような価値観の方が増えた。
そのことを覆すことは難しい世の中」
ということを全面的に受け入れ

自社の雇用について設計し直した方が
良いのかな〜

なんて思い始めている今日この頃です。

P.S.

若い方と話していると

・将来に希望が持てない

・仕事を楽しんでいる先輩が周囲にいない

・仕事を含めて自分の生活はこんなもの
(≒つまらないもの)

と考えているように感じることがあります。

振り返ってみれば
彼らはバブル景気なんか知らず
生まれた時から低成長の経済。

親は優しく、まるで友達のよう

闘争心などというものは
持てない(カッコ悪い)
って感じなのか…

このままでは
日本の一人当たりGDPも
ますます低下していくのでしょうか…

日本の将来に
希望が持てない社会であるなら

少子化は今以上に進み
昭和の時代に作られた枠組みは
崩壊するのかな〜

危機感を持ち
真剣に考えるべきことだと
思います。

が…

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