同族サポートはまず組織図と家系図を描く
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日本の企業の
9割以上は同族経営。
ということは
多くの場合、
家族・親族が株式を持ち、
かつ、ともに同じ会社で
働いているということ。
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実際これまで仕事で
関与させて頂いた
企業さん・事業者さんも
そのほとんど(ほぼ100%)
は同族でした。
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僕は中小企業診断士になって
19年目に入ろうとしています。
(いつの間に…って感じです汗)
それで
最近ますます意を強くしている
ことは
「同族経営の中小企業の業績は
戦略や戦術といった小難しい
ことではなく、
家族(親族)仲が良いかどうか
(=情報がスムーズに
共有できているかどうか)
が決する」
ということ。
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家族(親族)仲が良ければ
常に情報を共有し合っている。
そのため現状認識は一致する。
であるなら
少しでも会社が
良くない状況に陥れば
家族・親族全員で話し合い、
打開策を打っているはず。
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しかし、多くの企業では
家族(親族)で情報や想いを
共有していることは稀。
どちらかというと
表面的な話しか出来ておらず
ホンネは常に隠し
疑心暗鬼が生じている
場合もあります。
そして
「遠慮」や「言い過ぎ」などの
ミスコミュニケーションが横行
している。
すると、次第に、
最低限のことしか話を
しなくなる…
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僕は、
同族企業の業績アップには
家族・親族の情報共有を促し
同じ目線になることが
必要不可欠だと考えています。
そのため
関与させて頂く早い段階で
「(会社の)組織図」
と
「家系図」
を聞き取りながら
描かせて頂きます。
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その際、
注意していること
があります。
娘さんが嫁ぎ
苗字が変わっている場合も
あるでしょう。
社長の奥様を
旧姓で呼ばせている場合も
あるでしょう。
役職は「係長」だけど
社長の息子ということで
発言力がある場合も
あるでしょう。
最低でもその辺りまで
色々な方のお話を聞かせて頂き、
関係性を把握するようにしています。
P.S.
誰が意思決定者か、
誰と誰が仲が良いか、
逆に誰と誰は情報の共有が
なされていないか
等を把握することは
僕の仕事では必須だと
思っています。