専門家って、ナニモノですか?
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僕の健康診断の数値のお話です。
少なくとも直近20年間は
毎年、脂質異常です。
また
悪玉コレステロール値も高いです。
上記2項目はもう何年も前から
数値が悪いのです。
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極端に脂の摂取が多い生活を
しているとは思っていません。
運動に関しては、多分ですが
平均的な50代よりも
(多少)多いかも…
なんて認識しています。
(趣味は散歩やサイクリングのため)
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なので自分の中では
「生まれつきの体質」
だと思っており、
最近では半ば諦めています。
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さて、さて…
健康診断の結果を受けて
お医者さんのアドバイスを頂きます。
数年前のこと
お話をお聞きしたお医者さんは
若い方でした。
20代後半か、30代前半って感じ。
その上イケメンです。
見た感じやしぐさから
美容に気を遣っていることが
うかがえます。
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イケメンお医者さんは僕の
脂質と悪玉コレステロールの
数値を見るなり
「このままじゃマズいですね。
これ以上数値が高くなると死にますよ」
とおっしゃいました。
お~、お~、「死」という言葉を
初めての人に向かって安易に使える
このイケメンお医者さんって面白いな~
なんて思いました。
と同時に
まずはきついこと言って
「ショック療法で一気に改善!」
って手もあるよな~
とも思いました。
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僕はイケメンお医者さんに
「お肉や脂物を
食べなきゃいいのでしょうか?」
とお聞きしました。
すると
「そうは言ってないです」
とおっしゃいました。
続けて僕は
「何か生活上
意識すべきことはありますか?」
と聞きました。
イケメンお医者さんは
何やらモゴモゴおっしゃっていましたが
その内容は忘れました。
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しかし今でも覚えているのは
その言い方や表情・しぐさから
「何だか嫌な感じ~」
「忙しすぎるのだろうか」
「イヤイヤ、美容に情熱を傾けているなら
時間がないこともないだろう…」
などと感じたことです。
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今年の健康診断についてです。
脂質と悪玉コレステロールの値は
(順調に)高かったです。
今年のお医者さんは
僕と同じくらいの歳でした。
(50代後半で
少し腹の出た普通のおじさんです笑)
そのお医者さんは
僕の数値を見るなり
「脂質が基準値を超えていますが…
まあ、大丈夫でしょう。
経過観察ということで…」
とおっしゃいました。
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この安心感、
こなれた感が良いな~
と思いました。
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さて、さて…
「専門家」ってナニモノだろうか
と思う時があります。
僕も中小企業診断士という資格を
持っているので、
然るべき機関で
「専門家登録」というものを
して頂いております。
しかし、ことあるごとに
「専門家って何だろう?」
「専門家なんて言われると
恥ずかしくて仕方がない。
穴があったら入りたい」
「ぎょえー」
(↑恥ずかしくて自然と出る叫び声)
等の反応をしてしまいます。
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「専門家」と呼んで良いのは
数年前、僕を見て下さった
若いイケメンお医者さんではなくて
今年、僕を見て下さった
腹の出た中年お医者さんだと思うのです。
一つの数字を見て判断するのではなく
全体を見て判断できる。
僕もそんな人になりたい。
P.S.
中小企業診断士の中にも
決算書を見て
「自己資本比率が5%を
切っているので危険水域」
とすぐにおっしゃる方が
いるようです。
貸借対照表だけで判断するなら
他者からの借入額とか
現預金の水準とか
利益剰余金の金額とか
資産の中身とか
それらを見ないと
何も言えないのだと
思います。
さらに貸借対照表だけでなく
損益計算書を見たり
ビジネスモデルについて
経営者に質問したり
また現場を見せてもらい
従業員さんとお話して
それで初めて
何か言えるのだと思うのですが…
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僕はまだまだ
「専門家と呼ばれる域」
には達していないな~
なんて思わずにいられません。
未熟者なので、
道は続くよ!どこまでも!!!
(僕はいつ
ゴールにたどりつけるのでしょう?)