少子化で前提が崩れていく…
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僕は仕事柄
色々な市や町の年齢別人口を
折れ線グラフにして
日本全体の折れ線グラフと
見比べています。
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日本全体で言えば、
団塊世代よりちょっと少い人数の
団塊ジュニア世代がいます。
これは2人の親が2人の子供を
産んだからだと思います。
次に
団塊ジュニア世代は、
彼ら世代の半分くらいの
人数の子供を
産み育てているようです。
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おそらくですが…
団塊ジュニア世代は
昔ほど結婚している訳ではない。
(独身の方もいる。
また結婚しても子供がいない世帯もある)
そして結婚した世帯の中には
一人ないしは二人(以上)の子供を
産んでいるご家庭が多い
ものと推測しています。
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地域によって
まちまちではありますが、
折れ線グラフを見て
気づくことがあります。
それは
団塊世代はいても
団塊ジュニア世代が極端に少ない
地域や
団塊世代ジュニアの
子供が激減している地域などが
あります。
その他、
団塊世代、団塊ジュニア世代、
団塊世代ジュニアの子供が
きれいな曲線を描き
徐々に減少している
地域もあります。
本当にまちまちです。
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進学したい学校や就職先の有無が
地域の子供たちの人数に
関係しているのかも知れません。
それは今後の
地域の総人口の増減に
影響を与えるはずです。
想像するに
ゆくゆくは今以上に地域差が
開いていくのだと思います。
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僕が多くご支援している
店舗型ビジネスは
基本、立地産業なので
自店が立地している地域の
年齢別人口は把握しておいて
もらえればと思います。
そして
今後どのようになるかを
想像してもらい
想定顧客層や
提供する商品・サービスの内容を、
また提供方法を見直すなどし
ビジネスを組み立てておいて
頂ければと思います。
でないと生き残れないかも…
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上記に関連したことで
先日、厚生労働省が
ショックな内容を発表しました。
それは
2024年の上半期(1月~6月)の
出生数が前年比のマイナス6.3%、
33万9998人になった
という内容です。
前年より6.3%もマイナスなんて…
大変なことだと思います。
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まだわかりませんが、
上半期と同じ傾向にあるとすると
2024年の出生数は70万人を
割るかも知れない…
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これまでを振り返ると
先の大戦に敗れ、
1949年の出生数は
269万6638人生まれています。
これが団塊世代となります。
1973年の団塊ジュニア世代は
209万1983人生まれています。
そこから年数が経ち
2016年に100万人を割り込みます。
2019年には90万人を
2022年には80万人を
割り込みます。
そして去年は72万7277人です。
ここ近年、急激に少子化が進んでいます。
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恐ろしいほど
前提が変わってきています。
人口のほかにも
食
IT化、AI化
地政学的リスク
気候
などなど…
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事業承継に関しても
継ぎ手がいない、
という環境変化もあります。
かといって個人的には
中小零細企業のM&Aが
(僕は)うまく進むとは思えない
残るは淘汰
ビジネスは短命の時代に入った…
そんな気がしています。
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強いものが生き残るわけではない
環境に対応するものが生き残る!
ダーウィンさんの言葉の意味を噛み締める
今日このごろです。