廃業増加の要因の一つ。後継者難
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コロナ融資のおかげで
廃業は減っているらしいです。
しかし今後
コロナ融資の返済が
本格的にはじまると
廃業が増えていくという
予想もあります。
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そのほか…
内閣府のレポートを
見ていると
「人手不足倒産」
および
「後継者難倒産」
が増えてくる
との予想が…
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少子高齢化が進展すると
労働力が減り
また子供の数が減り
(後継者となる人材が減り)
その結果、廃業が増えてくる
ということなのでしょうか。
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少子化は構造的な問題。
今後、徐々に、色々なところに
影響が出そうです。
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ところで
我が国の9割以上は
同族企業です。
そんな同族企業は家族経営と
ほぼ同義だと思っているのですが、
家族経営の経営者が
事業承継で悩んだ時、
他人に相談するものでしょうか?
僕はしない人が
ほとんどだと思っています。
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例えば、軽い気持ちで
「うちは後継者いないからさ~」
と他人に漏らすならともかく
真剣に事業承継の相談をしようと
すると、どうしても
家族・親族の気持ちや関係性に
触れなければいけないはず。
また業績や資産状況にも
触れなければいけない。
そんな精神的にしんどいことは
しないのが普通だと思うのです。
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違う切り口でもう少し
考えてみます。
事業承継を考えるべき
年齢にきた経営者は
次のように分類されると思います。
1.残念ながら事業承継準備の
必要性を感じていない
2.事業承継準備の必要性を
薄々感じているが何もしていない
3.具体的に相続税対策や
遺言等の準備をしなくては
いけないと思っている
4.出来るとこまでやって
廃業しようと思っている
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もし上記であるならば
3.は税の専門家および
法律の専門家に相談すれば
良いかと思います。
4.は難しい感じがします。
そもそも事業が成り立って
いかない感じもします。
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僕たち中小企業支援者は
1および2の方々に
もう少し手を差し伸べても
良いのではないかと思う
今日この頃です。
地域に働く場所がなくなり
また消費者にとって
多様な選択肢がなくなるのは
辛いので。
P.S.
2.の
「事業承継準備の必要性を
薄々感じているが何もしていない」
は以下のように
さらに分類できると思います。
・忙しさにかまけている
・後継者に渡せるような事業とは
思っていない
(事業の将来性、借入過多等)
・家族ゆえにうまく話し合えず
後継者に意思を確認できずにいる
・家族、親族に気兼ねして
言い出せない(反対者が居そう)
・後継者がいない
(本当にそうでしょうか?)
・M&Aという手法がよくわからない
・そもそも事業承継の準備って
何をしなくてはならないか
がわからない
など
じっくり真剣に
「家族会議」に取り組むと
活路は見えると思うのですが…