引退を考えあぐねている経営者さん、自分棚卸ししてから考えては…


「歳を取ればわかること」
って絶対あるのだと思います。

なぜなら

歳を重ねれば経験・知識が
積みあがっていき、
世の中の仕組みのようなもの
が分ってきます。

また

色々な人と出会い、
人間の機微も若い頃より
分かるようになっているはず。

他方

身体は若い頃のように
無理が利かなくなります。

また頑固になっているかも
知れません。


歳を重ねるって
そういうことなのでしょうか…


40歳前後の僕が
ずっと思っていたこと。

それは

高いポジションに就いた
大学教授や医師、
政治家や経営者などは

どうして今のポジションに
居続けるのだろう?

就いているポジションを
後進に譲って、
次のことを始めた方が
楽しい人生が待っているかも
知れないのに

と…


さて、さて…

この頃は、
セミナーや書籍で学んでいます。

なぜ僕が、
セミナーや書籍で学んでいるか?

その理由の一つが

AIが台頭し
今後もどんどん進化して
いくはずなので

僕の仕事も遠くない将来、
AIに侵食される可能性が高い

という危機感があるからです。


学ぶ内容は

AIの使い方といったことではなく
もっと本質的なことです。

「自分の使命」

「どのような世界になって欲しいか」

「どのような人に価値を提供したいか」

「なぜ自分がそのような価値を提供出来るか」

「競合他社との違いは」

という質問に答えることが
とりあえずのゴール。

最終的には
自分の中に1本の『軸』を
作りたいと思っています。


自分の中に確固たる『軸』を
作ることが出来れば
次の世界に行けそうな気がします。


先日は自分棚卸しをしました。

A3の紙を用意し、
それを6分割し線を引きます。

一つのマスに10年間分の
出来事や感じたことなどを
記していきます。


具体的には

1つ目のマスには
「0〜10歳」と書き、

生まれてから10歳までの
出来事や思い出、

それに感じたこと等を
書き出していきます。

その作業を

「11歳〜20歳」
「21歳〜30歳」
「31歳〜40歳」
「41歳〜50歳」
「51歳〜58歳」

と繰り返していくのです。


最後の58歳というのは今の僕の年齢


この棚卸し作業、
5〜6時間かかりました。
手書きで書き出したので
手が痛くなりました。


途中A3、一枚では足りなくなり
紙を追加しました。


この一人ワークの結果
色々なことを再発見しました。

初恋は幼稚園のH先生だな〜
とか、

小3の時の担任M先生との出会いが
人生初めてのターニングポイントだな~
とか、

高校で熱中した自転車競技。
僕は団体戦より個人戦が好きなんだ~
とか、

バブル全盛期の大学の頃は、
東京に出て一人暮らししている
自分に酔っていたな~
とか、

まあまあ…
ちょっぴり切なくも楽しい発見もありました。


でもそれ以外は
どちらかというと苦しい発見ばかりでした。

やらかしてしまったこととか、

僕が性格的に合わなかった人の共通点
とか、

心をえぐられる経験とか

自分の性格や傾向についてとか、

生きることの意味を考えた出来事とか…

深く考え始めると
スッキリとした答えが出ない
ことばかり…


でもこうやって
紙に書き出し終えて

自信を持って
言えることが一つあります。

それは
「嫌だな~、逃げ出したいな~
と苦しんだ時期が成長している!」

ってことです。

やっぱり
「苦労は買ってでもしろ」
というのは本当かも知れません。


そんなワーク(自問自答)を
重ねていると、

いつの間にか

将来について考えている
自分がいました。

自分の好き嫌いや
やりたいことやりたくないこと

望む生活、望まない生活

などが可視化されるからかも
知れませんね。


(話戻って…)

冒頭に書いたように

僕が、40歳の頃
(中小企業診断士になったころ)
より抱いてきた疑問

『引退をしない(したがらない)
一定のポジションにいる方は
何を考えているか』

ですが、

60歳近くになった今、

その方たちの感覚に近いと思われる
感覚に囚われる時が増えてきました。


それは

「まだまだやり切っていない感」

「後輩のために何か出来るのではないか感」

「社会との接点がなくなる恐怖感」

「これまでと同じ感覚で生きていきたい感」

「違う世界に出る勇気がない感」

「ある意味惰性で生きていきたい感」

「知らない人と一緒に、初めてのことに
チャレンジするのが面倒くさい感」

などです。


う~ん。

しかしこれは僕だけじゃない
とも思うのです。


特に、政治家や先生と呼ばれる人や
経営者はそうかも知れない
と想像してしまいます。

なぜなら

周囲には持ち上げてくれる人ばかり
でしょうから、居心地が良いはず…


しかし人間、必ず寿命があります。

満足に仕事をできる時間は
限られているはず。

また

後進の邪魔はしてはいけない

と思う反面、

歳を重ね『我』が強く
なった気がする。
その我は簡単には捨てられない…


何だか人生って

色々な感情が起こっては消え
の繰り返しなのね。

とても複雑…


これらについて、僕なりの
解はまだ見いだせてません。

けれど最近はこのようなワークを
一人で行いながら

引退を決意できない経営者さんの
気持ちをずいぶんと考えるように
なりました。

(やっぱり
歳を食ったのだと思います笑)

P.S.

今のような仕事をしていて良かった、
と僕はつくづく思います。

僕は「一人親方」で
引退がないからです。

とはいえ

僕と関わる方々(特に若い方)に
迷惑をかけないようにしなきゃ!

とは考えるのですが、
本当にそれが出来るのかどうか…
(自信なし!)


少しブルーになりますが、
自分棚卸はこれまでを振り返り
将来を考えるにはうってつけ!

ある程度の年齢になったら
やってみるべきことの
一つだと思います!

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