心が落ち着く場所を持とう!
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僕が大学を出て就職したのは
もう35年近く前のこと。
全国に100店舗以上あった
総合スーパーに就職しました。
最初の赴任地は
山形県にある店舗でした。
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当時山形に陸路で行く場合、
東京を出て
福島もしくは仙台まで
東北新幹線で行き
その後在来線に乗り換え
山の中を抜けて山形に行く
というルートしかありませんでした。
※今では山形新幹線が開通し
とても便利になりました!
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広島出身の僕は
山の中を抜ける在来線の車内で
「遠くへ来たもんだ!」
と思ったものです。
当時は確か
民放のテレビ局が
2局しかなく、
タモリさんが司会をする
「笑っていいとも!」
という番組は再放送でしか
見られませんでした笑
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就職して数年経つと
ちょっとした危機が訪れました。
同じ売場の人が
病気になって入院したり、
別の人が交通事故をしたり、
また別の人も病気になったり…
しかし
人員補充もほとんどなかったので
とても忙しくなりました。
そのため休みの日も
出勤して働きました。
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精神的にも追い詰められてきた頃
何を思ったのか
(何に導かれたのか)
働いていた店舗近くの
神社に行きました。
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(以下朧げな記憶ではありますが…)
確か暑い夏の日だったと思います。
その神社は大きな神社ではありません。
余り手入れがされてなく
雑草がぼうぼうに生えていました。
雑草の種類によっては
僕の胸の高さまで背が伸びていました。
鳥居近くは
木が生い茂っていたためか
空気が少し涼しかったです。
また蝉がけたたましく
鳴いていました。
そんな神社の雰囲気が、
当時のざわついた僕の気持ちを
落ち着かせてくれました。
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その後も、仕事終わりに
時々その神社に行きました。
すると小さなラッキーが
巡ってくるようになりました。
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(時計の針を現在に戻し)
先日
泊りがけで山形に行ってきました。
泊った日の翌日、
時間を作り
その神社に行ってみました。
今では
手入れがなされており
雑草は生えていませんでした。
また
近所の子供たちが遊べるよう
簡単な遊具やトイレが
設置してありました。
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神社では
「昔頂戴したご縁によって昨晩は
おいしいお酒と食事を頂きました。
おかげさまで
健康に過ごさせて頂いております。
ありがとうございます」
とだけお伝えしました。
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神社を参った後、街を散策。
・35年前にもあった店
・新しく出来た店
・シャッターが降りたままになっている店
・新しく出来た施設
などを見て回りました。
時計の針が止まっている場所
時計の針が進んでいる場所
どちらもありました。
今後、商業がどのような
カタチに変化し
地域と共に生きていくのか
を考えました。
答えは一つじゃないと思います。
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東京へ戻る新幹線の中。
僕は
70代くらいのご婦人に
誰もがなさるような
ちょっとした親切をしました。
(本当に些細なことです)
するとそのご婦人は
「今から友達と会うために
地元で有名な
わらび餅を買いました。
少し多く買ってしまったので
貰ってくださる」
とおっしゃりました。
僕はありがたく頂き、
東京に戻ってから
同居人(妻)と食べました。
ひんやりとして
とても美味しかったです!
P.S.
心穏やかになれる
昔の自分に戻れる
そんな場所を見つけておくと
楽になるかも知れない。
まだまだ世の中、捨てたもんじゃない!