怒りは瞬発、愛情は継続
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「やった分だけの成果が
今すぐに欲しい」
と多くの人が思うのは
当然のことと思います。
楽して(近道して)
成果が上がるのは
気持ちが良いですものね。
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『隙間バイト』が
隆盛なことからも
人は短期行動による
成果にばかり目が向き、
長期行動による成果には
ほとんど目が向かない
ものと思います。
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それだけ余裕がない
世の中なのかも知れません。
しかし、
それでは自分のスキルも
経験値(知)も人間関係も
積みあがらない
そんな気がしています。
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さて、さて…
家族・親族関係って
難しいな~と
つくづく思います。
他人には
怒りを覚えないけれど
家族など身内から
小言を告げられると
怒りのスイッチが直ぐに入り
平常心ではいられなくなり
途端に頭に血が上ってしまう
なんてことないですか?
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一旦頭に血が上ると
家族・親族であるがゆえ
遠慮のない鋭利な言葉を
相手に返してしまう。
するとその言葉を受け
相手も同じような
言葉を発するなど
刃の応酬が始まる。
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そのような応酬が
何度か繰り返されると
「もうこいつとは話さない。
いつも喧嘩になってしまうから」
と家族の皆が思うようになり、
家族内での
コミュニケーションが
断絶してしまう。
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僕が提唱する家族会議の場合、
「将来に亘って
続いていくための事業」
についても考えます。
このフェーズでは
「家族の感情」はとりあえず
棚の上に置いておきます。
すると
家族間のもつれにもつれた
「感情のこと」から
一旦離れることができ
精神的に楽になります。
すると次第に
未来に目を向けるように
なります。
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しかしこのような家族会議を
家族・親族だけで進めるのは
非常に難しいのでは…
と思っています。
何故なら
多くの場合、
時間が経過するに連れ
これまでと同様
鋭利な言葉での応酬が
始まってしまうからです。
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そのため
家族会議には
第三者が介在すると
うまく行く場合があります。
その第三者は
『家族・親族ならではの
どうしても抑えきれない
感情のこと』
と
『未来に続く事業のこと』
がわかる人が良いです。
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そのような人は
【怒りは瞬発、
(家族の)愛情は継続】
であることが
頭でなく
肌感覚で理解できている
と思うからです。
P.S.
短期視点が強くなると
どうしても「感情のこと」
が心の多くを占めてしまう
ような気がします。
ここに少し長い時間軸を
投入すると
冷静になることが
できるのではないかと
思っています。