新宿駅徒歩5分なのに…競争から離脱したような散髪屋さん


AIによると

新宿駅は

・一日の平均乗降客数が約350万人
(JR、私鉄、地下鉄含む)

・世界一利用者数の多いターミナル駅

・一日の利用者数はJRだけでも約66万人

だそうです。


そんなとてつもない新宿駅。
近くには多くの店舗があります。

飲食店、物販店、サービス店
さまざまな店舗が林立しています。

駅ビルも充実しており、
少し歩くと百貨店が複数あります。

また歌舞伎町という歓楽街が
後ろには控えています。

老若男女問わず
色々な方が歩いていて
まさにカオス状態です!!!


多くの人が行き交う
JR新宿駅南口から
きらびやかな店舗を横目に見、
西口方面へ。

ほどなく横道に逸れ
一見怪しげな
古い雑居ビルに入ります。

雑居ビル内に
一歩足を踏み入れると
少し雰囲気(空気感)が変わった
ことを感じます。

勇気を出して薄暗い中、
少し奥に進むと
目的の散髪屋さんがあります。


この散髪屋さんの良いところ、
それは

あのQBハウスより100円安いところです。

あとは待つことがない!
(お客様がいないから、です)

その他では

余りしゃべりかけてこられない
のも
僕のお気に入りポイントです。


多くの場合は

70代と思しき女性が
一人でいて、その人が
髪を切ってくれます。

でもたまに
女性がいない時には
高齢の男性が髪を切ってくれます。

このお二人は夫婦と思われます。


先日、
この散髪屋さんに髪を切りに行きました。

いつものように雑居ビルの1階を
奥に進み、ドアを開けました。

すると女性はおらず
男性が何やら電話で
話し込んでいるご様子。

僕は、店に足を踏み入れ、一応
「こんにちは」と声を掛けました。

すると高齢の男性はこちらを見て、
軽く会釈だけして
すぐに電話での会話に戻ります。


僕は仕方がないので
待合用の椅子に座り、
スマホを取り出し
メールチェックを始めました。

しかし、電話での話し声が
次から次へと耳に飛び込んできます。

なかなかメールを読むことに
集中できません。

散髪屋さんの男性は

「あぁ~ん。うん。うん。それで」
とか

「どこに行けばいいのさ」
などと
しゃがれた声でおっしゃっています。

この時点で気の短い人や
接客業に過度な期待を抱いている人は
帰ってしまうと思われます。

(僕はこの状態を楽しんでいましたが…)


集中力が続かない状況でしたが
それでも2通のメールを
何とか読み終えました。

すると電話が終わり

「すみませんね」
と一言、高齢男性がおっしゃり
散髪が始まりました。


黙々と髪を切るその男性。

目をつむって髪を切ってもらう僕。

お互いに沈黙を怖がっている風では
ありません。

男性は高齢のため
手元がおぼつかないのか、
または震えてしまうためか、

僕の頭にはさみがぶっささります。

大して痛くはないのですが
勢い余ってはさみの先端が
僕の頭めがけて突進してくるのです。

時々、櫛も頭に刺さります(笑)

(ちなみに流血などはありません)


高齢男性の
身体全体を使った動きは
とてもスローモーです。

蒸しタオルで顔を拭いて
くださるのですが、

タオルを取りに行くたった
5歩くらいの移動で
そこそこの時間が必要です。


改めて考えてみれば
ここは新宿駅から徒歩5分です。

近くにはQBハウスが2軒もあり、
理髪店・美容院はそれこそ
星の数ほど出店してる地域です。

チェーン店ではない
低価格の散髪屋さんも
僕の知る限り2軒あります。


しかし焦ることなく
自らを卑下することなく

また
過剰に誘客するそぶりも一切なく

自分のペースで
営業を続けている散髪屋さん。

凄いな~と思います。
「自分流」を貫いていることを尊敬します。


散髪が終わって
レジにて会計をしている時、

「GWですね。今日はお休みですか?」
と聞かれてきたので、

「まあ、そうですね。休みです」
と返事をしました。

そのあと僕は
「お店はGW中、開けているのですか?」
と質問しました。

すると
「いや~歳で疲れるし
GWはお客さんが来ないんですよ」
とおっしゃいました。

僕はチャンスだと思い
「お幾つになられるのですか?」
と質問を重ねました。

すると
「80!」と答えられました。


新宿駅を利用する人の多くは
仕事や通学だと思います。

皆さん、それぞれ競争環境に身を置き
自分をすり減らしながら生きているのかな~

なんてことも思います。


僕が、この散髪屋さんが好きなは
その辺りに理由があるのかも知れません。

P.S.

細く長く生きていきたい!

そのためにどのような
準備をしていけばいいのだろう

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