日本人が68万6061人しか生まれない、この国の現実
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厚生労働省によると
2024年に生まれた日本人の
こどもの数は68万6061人
だったそうです。
これは
・1899年に統計を取り始めて
初めての70万人割れ
・合計特殊出生率は1.15で
1947年以降で最低
・全都道府県で出生数は減少
・国の予想より15年も早い
スピードで少子化が進展
とのこと。
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1949年には
269万7千人も子供が
生まれていたのに…
あの頃より200万人以上
生まれる子供の数は
減ってしまったわけです。
とても、とても
大変なことと思います。
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僕は仕事柄
人口統計を見ることもありますが、
地方では20歳前後でその人数が
ガクンと減ります。
行きたいと思う進学先がなかったり
就職したいと思う就職先がないので
仕方なしに都会に出るためと思われます。
それでも何とか地元に残った
適齢期の若者が出産すれば
まだ良いのですが、
年齢別人口を見ている限り
それほど出産していないことが
わかります。
どんどん人口は減っています。
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この状態に対し
政府は子育てに関する手当等を
配っていますが、
成果には繋がっていません。
相変わらず少子化に
歯止めがかけられずにいます。
なにか根本的に間違っているのでは
ないかと思うほどです。
手当するのも大事だと思いますが、
根本的な何かを正していくことも
必要なのだと思います。
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成熟した資本主義社会では
少子化は必然なのか?
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未来に対しての希望だとか、
何かへの
信頼・信用というものが
揺らいできているとしたら…
(若い方は
はっきりと意識してないかも
知れないけれど)
それが原因で子供を産もうと
思えないのだとしたら…
由々しき問題だと思います。
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この状況がさらに進むと
地方から先に子供がいなくなり
人口減がさらに進むはず。
するとインフラが維持できなく
なってしまいます。
あちらこちらが住みにくい
限界集落となり
社会保障制度も何も
あったものじゃない!
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僕たち中小企業支援者にも
責任の一端はあるように思います。
創業を促すでもよし
事業承継を促すでもよし
なにかしないと地方がどんどん
衰退していく一途だと思うのです。
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事業承継に関して言うと、
恐らく経営者・後継者は
「そもそも事業承継って何?」
「何をすれば良いの?」
「漠然とめんどくさいと思っているのだが…」
「相続税などの計算のこと?」
「家族・親族と話し合うのがめんどくさい」
「話し合ってもどうせ喧嘩になるので
その話題は避けたい」
と思っていらっしゃるのではないか?
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ちゃんと説明することを
おざなりにし放って置くと
衰退が加増度を付けて進んでしまう
そんな気がしてなりません。