正論を伝える難しさ
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今年の夏以降で
僕が受けたご相談です。
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それは
「思ったことをすぐ口に
してしまうのです」
「相手がどう思っているか
マジで想像が出来ないんっす!
だから敵が多いんです!!!」
「相手のためを思うと
つい口調がきつく
なってしまうのです…」
と言った内容です。
ちなみに
いずれも違う人です。
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僕も同じ傾向が
あったかも
知れません。
しかし、
正論と思われることを
振りかざしても
相手が納得しない限り
行動変容は起こらない
という事実に
気づいてからは
むやみやたらと
正論を振りかざすことは
しなくなった
つもりです。
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とは言え
僕の仕事上、
お伝えしておかねば
まずいことは
例え相手の耳に痛いことでも
ちゃんとお伝えするようには
しています。
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さて、さて、
亡くなった父の
会社を手伝っていた
頃のこと。
父に対し僕は正論を偉そうに
喋っていたように思います。
しかし
父は僕の言うことを
受け入れられなかった
のではないかと
思います。
それが例え正論だと
わかっていても…
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考えてみれば当たり前で
生意気な息子の
言うことなんて
50年近く
経営者をしてきた父には
到底受け入れられなかった
はずです。
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当時はそんなことに
想いを馳せることが出来ず
父に反発されたり
無視されたりすると
僕は余計に激しく
正論を振りかざしていた
と思います。
今思うと
なんて大人げなかったことか…
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あの頃より少しは
冷静になった今、
僕が父に対し
正論を説いていた
目的を思い出すと…
・事業を良くするため
・事業を継続するため
であったと思います。
しかし、ある時から
「父の方が間違っている」
と周囲に認めて欲しくて
また父をぎゃふんと言わすため
正論を振りかざしていた
ように思います。
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であるなら
僕の取っていた態度は
全く持って良くなかった
ことがわかります。
これでは当初の目的が
全然果たせないです。
あ~、お恥ずかしい…
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感情のコントロールは
難しですね。
特に親族間だと
すぐに激昂してしまう
ことが多いと思います。
そのことを意識しておく
だけで、少しは楽になる
かも知れませんよ。