点と点は繋がるはず


毎月自宅に届けてもらっている
月刊誌があります。

それは
「致知」という雑誌です。

約2年前から購読させて頂いております。

(ちなみにこの雑誌は
書店には置いてありません)


日本を導かれた先達や、

功成り名を遂げた方々の
生き方や考え方が記された雑誌
なのですが、

読んでいて、いつも思うのは

「人は、人の生き方(ストーリー)に
心を動かされる!」

ということです。

あともう一つ思うのは

「立派な方々に比べて僕は小さいな~
余りにも小さ~~~い!!!」
ということです。


そのことはとりあえず
棚の上に置いて…

令和7年1月号の月刊誌「致知」に

【人生はどんな状況にも意味がある】
というタイトルの記事がありました。


記事を読み進めると

「辛いことがあったとしても、
そこに価値ある意味を精神次元で捉え、
自らの行動で実践していくうちに、
悩む人の心は満たされていく」

「たとえ困難な問題が起こっても、
その都度その意味を考え、
責任を持って取り組む。
すると状況は展開し、
自ずと次の状況の意味が与えられる」

と記されていました。


これは

スティーブ・ジョブズの
「点と点を結ぶ(コネクティング・ドット)」
に近い考え方だと思いました。

ジョブズは
「人生の出来事(点)を振り返って繋ぐことで、
その意味の深さが見えてくる」と言っています。

そして過去の経験や行動は、
その時点では何に繋がるかわからなくても
「未来では何かにきっとつながると信じる
ことが大切」

とも…


世の同族経営の後継者の中には

「何やってるんだろう。
親や親族とはうまくいかず
従業員からも陰で"バカ息子"などと
呼ばれ、叩かれ、

そしてまた罵られ…

本当にバカみたい。

給料も安い上に休みもない。
もう実家の事業なんてどうでもいい」

と考えている方も
いらっしゃるかと思います。

業績が悪いと特にそのように
思われると思います。


そんな時は、気分転換(?)で

紙と鉛筆を用意して
今まで自分がたどってきた道程を
書き出してみてはいかがでしょう?

ご両親が産んでくれた時点から
順に振り返ってみると

その時々の出来事と考えていたことが
実は今に結びついていたのかも…


そのことが確認出来ると自尊心が爆上がり
するかも知れません。

その後
落ち着いて今後のことを考えるのもアリ

だと思いますよ。


後継者の皆さん、

多分、今、

ご実家の事業を手伝っていることにも
意味があるはず!!!

P.S.

皆さまにとってはどーでも良いでしょうが、
僕の場合のコネクティング・ドットは…

【大学時代】
・バブル絶頂期、東京で大学生をしていた僕

・友人がハンドルを握り、深夜の首都高ドライブを楽しむ

・首都高の脇のビルは深夜になっても電気が煌々と灯っている

・「24時間働けますか?」というフレーズで有名な栄養ドリンクが流行った時代

・僕はそんな働き方は出来ないと思い、開店時間だけ働くであろう流通業(総合スーパー)に就職

【総合スーパー時代】
・甘くない現実を知る

・大型店と地域の小型店の競争が激しく「大規模小売店舗法」なる法律が出来、大型店の出店が規制される

・大型店のやり方(考え方・視点)を地域の小型店が真似をして一緒に仲良く住みやすい街にしていけば良いのに…と考え始める

・そんなことを取引先の卸売業の方に言うと「中小企業診断士」という資格を紹介される

・勤めていた総合スーパーの福利厚生制度を活用し、中小企業診断士の通信教育を受講し始める

・また社会保険労務士の通信教育も受講

・次第にこの会社にい続けるとマズい、と考え始め総合スーパーを退職

【実家で親に世話になる時代】
・実家に帰り中小企業診断士の勉強を再開

・「中小零細企業の現場を見ておかなければ」との思いに駆られ、派遣社員やアルバイトを行う

・世話になっているのに、父親を否定的に見ていた(これは幼少期から変わらず)

【中小企業診断士になってから】
・総合スーパー時代に考えていたことを実践すべく、地域活性化・街づくり・商業のコンサルを行う

・父に反発を抱いていたものの、もっと生々しい中小企業の現場を体感したい、との思いに駆られ、父が経営していた企業群に関与を始める

・父が経営していた企業の人間として、地銀、信金、政府系などの金融機関さんとの交渉を重ねる

・同族企業のすったもんだを7年間体験し、体調を崩す

・2011年東日本大震災。その被害状況を見て「僕でも何か出来ないか」と周囲に漏らし始める

【父が亡くなり東京で腰を据え始める】
・間接的ではあるが東日本大震災の被災中小企業のお手伝いが出来る機会を頂き、金融面の支援を5~6年させて頂く

・「地方での創業はなかなか進まない」及び「同族企業の事業承継はどうしても抑えきれない感情のこと」と「将来に亘って稼ぐことが出来る事業のこと」が大きな課題となっており、なかなか企業・事業数が増えない現実を知る

・上記を意識し、地域の衰退を肌で感じ始める

・同族の事業承継を支援しようと決める

・コロナ禍となり、危機はいつ訪れるか(環境変化はいつ起きるか)分からないと思うようになる

現状に至る

★よくわかりませんが、やってきたことは繋がっているように思います。
★今後、どのようになるのかわかりませんが、点と点は繋がっていくものと期待しています。

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