無批判な後継者、批判的な後継者
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親や、教師を通じ、
はたまた
世の中から聞こてくる通説を
信じ込まされた上で
「むやみに批判してはいけない」
「素直に大人の言うことを聞かなければいけない」
などと言われ育てられた子供は
批判しなくなるものでしょうか?
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暴君の親や
面倒を避けたい教師から
長い間、上記のような言葉を
浴びせられ続けると
批判的な目を育むことが出来ず
言われたことを素直に聞く
そんな大人が出来上がっちゃう
のでしょうか?
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僕は幼少期から
「大人の言うことは絶対!」
「頭の良い学校に進学した人の言うことは間違いない!」
「聖職の方々は全て尊敬に値する」
「マスコミなどは正しいことしか報道しない!」
などと何となく思わされ育ってきた節があります。
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でもな〜
「きっと世の中はそうじゃない」
とこの歳になって思えるようになりました。
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疑ってばかりの人生も嫌ですが、
人に利用され騙される人生も嫌です。
バランスを取らなくては
ならないと思います。
そのために勉強を重ねなきゃ
と思います。
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勉強するとはいえ…
変な教材を売りつける業者も
沢山いるので、気を付けなきゃ
いけないとは思いますが…
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後継者には色々な人が近づいて
くるようです。
苦労を重ねた先達が
今頑張っている若者に
アドバイスをくださる場合も
あるでしょう。
しかし、逆に、
自分の利得しか考えてない業者が
なんだかんだとうまいこと言って
近づいてくる場合もあるでしょう。
※
自分の利得しか考えていない
人の口上はうまいようです。
心理学をよく勉強されているのでしょうか。
そういう人は
うまいこと言って近づき
最終的には
自分を上、相手を下とする
関係を築くようです。
僕にも経験があります。
うまいことを言ってきて
高級料理店に連れていかれ
持ち上げられて…
あやうくひっかかりそうに
なりました!
(コワい、コワい…)
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(話少し変わって…)
子供の頃、
僕が父に言われた言葉
「ニコニコして近づき
右手で握手を求めてくる人がいる。
しかし後ろに回した左手には
ハンマーを持っており、
隙あれば殴ってくる」
と…
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元々僕は人のことを信じやすい
人間かな〜と思っています。
が、それを正してくれたのが
上記の父の言葉です。
それにしても
父のように
海千山千の業界(?)で
経営者をやってきた人の
言うことって極端…
とも若干思っていますが。
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さて、さて…
後継者(候補)におかれましては
すぐに親の会社に入社するのではなく
どこか外の会社に一旦は入社する
のが良いと思います。
それがないと
「批判的な目」は養えない
と思うからです。
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外で痛い目に会わないと
分からないことって
あるのだと思います。
「獲物を狙う目をしている人って
世の中には意外に多い」
ってことがわかるかも知れません。
P.S.
僕は古い人間なので
武田鉄矢さん(海援隊)の
歌の歌詞を思い出します。
『信じられぬと嘆くよりも
人を信じて傷つく方が良い♪』
う〜ん。