無理強いしないための"仮説を立てない"というやり方
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説明を尽くせど、本人がその気になっていない。
そんなことってないですか?
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例えば
(1)
お父さんと子供の会話。
「お父さんは子供の頃、
勉強をしなかったので
偏差値の高い学校に行けなかった。
おかげで就職も苦労して…
だからお前はちゃんと勉強しろよ」
とお子さんに言っても
お子さんは
「それで…」と軽く返事をして
再びゲームの世界に没頭!
(2)
部下を飲みに誘って
部下のやる気を引き出そうとしたものの
部下の反応が期待通りでなかったため
結局、
いつものように上司が説教を垂れて
飲み会終了。
(3)
お願いした仕事をまだ終えていない部下。
「自分がやった方が早い」と
上司が自分でやってしまう。
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上記のようなことってないですか?
僕はやられたこともあるし、
やっているような気もする…
ダメダメですね。
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上記(1)~(3)
アクションを初めに起こした方は
何らかの「仮説」を持っていたと
思われます。
(1)の場合だと
自分(お父さん)の苦労話をすれば
子供は勉強せねばと思ってくれるだろう
(2)の場合だと
飲みに連れて行った部下は
自分(上司)と話し合う過程で仕事に対しての
モチベーションを上げてくれるだろう
(3)の場合だと
仕事をお願いした部下は
素早くきちんと仕事を
こなしえてくれるだろう
などなど
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人って、
どうしても相手に「期待」してしまう
ものではないかと思います。
そしてその「期待」が裏切られれば
(強弱はあるのでしょうけど)
嫌な気持ちになり、
最終的にはどうでも良くなる。
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さて、さて…
「コンサルは仮説を持って臨め」
と言われています。
しかしな~
仮説を持つことにより
自分の考えに固執してしまう。
その結果、
他者とのコミュニケーションが
うまくいかず、それがストレスになる
なんて経験をこれまで何度か
してきました。
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仮説が強すぎて、
主張してしまい
本人がその気になっていないのに
勝手にこちらが動き出してしまう。
それでトラブルになってしまう。
それを避けるために
「ふんわり仮説」を立てることを
僕は推奨したいです。
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「○○という展開になれば良いな~
でもその展開通りにならなくても
良いか。
ざっくり適当にその場でやろっと…
テヘペロ」
くらいのノリで!
P.S.
(1)
真剣に考えることの弊害って
あるように思います。
心を乱すと体に変調をきたす。
これは絶対避けたいと思っています。
(2)
仮説って
「その人の願望」
であったり、
「その人の色メガネで見た景色」
であったり
ではないでしょうか。
仮説を立てることの弊害
って、絶対ある!
と僕は断言するに至っています。