相手のことはわからない…執着という厄介なヤツ
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「目の前の相手が何を考えているのか…
そんなこと僕にわかるはずはない」
と思う今日この頃です。
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これまでの僕は
「相手はどうして
そう考えるのだろう」
と一人で悶々と考えることが
多かったように思いますが、
しかしよくよく考えてみると
自分とは違う経験をしてきて
自分とは違う解釈をして生きている
だから(当然に)
相手のことはわからない
と思っておいた方が
気が楽だということが
年齢を重ねてわかってきました。
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上記を認識したうえで
「多分、相手はこう考えている」
と【軽く】想像し、
自分の態度を改めることは
良いとは思いますが
相手が考えていることを一人で
過度に(悶々と)想像し始めると
次第に
「自分の方が正しいのに…なぜ?」
と考えるようになり
ドツボにはまり
下手すれば病んでしまう
そんな可能性が
高くなるように思います。
※
離職原因で多いのが
人間関係と聞いたことがあります。
ホント人間関係って難しいですね。
人間関係でお悩みの方は
考えすぎてドツボにはまってしまった
のかも知れませんね。
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さて、さて…
「相手のことはわからない」
「多くの想像は外れるもの」
という前提を持っていると
自分の考えに執着せずに済みます。
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逆に相手に対し
「○○して欲しい」
とか
「(相手が)○○になったら
嬉しい」
などと思いすぎると
自分の考えに固執する
(執着する)
ようになると思うのです。
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一旦
そうなってしまうと相手も自分も
苦しめることになるかも…
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事業承継の現場にて…
親子等での話し合いが
膠着状態になった時
「相手に期待せず
フラットに接する」こと。
これは同族の事業承継を
進めるにおいて
とてもとても重要な考え方
だと思うのです。
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どうしても家族・親族に対しては
単なる他人とは違う感情を抱いてしまう
ものだと思います。
期待値が
異常に高すぎたり、低すぎたり…
それが同族の事業承継を
難しくしている要因の一つだと思います。
P.S.
(1)
同族経営なので
相手のことをつい意識してしまう
でしょうし、
相手が自分の視界に入る機会も
多いはず。
言うは易く行うは難し
だとは思いますが…
上記の考え方を
頭の片隅に置いておくと
良いかも知れません。
(2)
相手のことがわからないからこそ
【質問】が重要になってくる
ものと思います。
これまで何度も人間関係で失敗してきた
アホで未熟な僕は、質問力と言語化能力が
身に付けたいと思わずにいられません。