経営者さん、60歳近くになれば会社をどうするか、考えるべきかも知れない…


今年の秋で
57歳になります。

57歳と言えば、
僕の兄が癌で亡くなった年齢です。

「いよいよ兄が亡くなった年齢か…」
という気持ちが日増しに強くなっています。


兄は、亡くなる幾日か前、
病院のベッドで

「わしは死ぬのは怖くない」
と言いました。

その時の目つきが忘れられません。

あの時、兄は何を考えていたのか、

可能であるなら教えてもらいたい
とずっと思っています。


僕は余命幾日との宣告をされた時、
兄のように「死ぬのは怖くない」
と言えるか、

また

兄のように静かに目を閉じ
心乱されることなく
運命に身を投じられるか、

兄のように
「何か心配事やわからんことがある?
あれば今のうちに聞いてくれ」
と妹弟に言えるか、

そんなことを考えます。


さて、さて、

今年の5月後半、僕は
帯状疱疹になりました。

帯状疱疹は薬のおかげで
5月末には治りかけていました。

すると今度は
コロナに罹ってしまいました。

(現在は、コロナも回復!)


帯状疱疹からのコロナを
経験し思ったことは、

「身体や気持ちが
若い頃のように強く、かつ、
柔軟でなくなっている
のかも知れない」

ということです。


改めて考えてみれば

・お酒は弱くなった

・夜更かしできなくなった

・走れなくなった

・記憶力が落ちた

・同じことを何度も言う

・自分の経験に拘泥する

・今どきの若い者は…
と思うようになった

・五十肩を経験した

・小さい字が見えない

などの現象・症状が見られます。


5月末から6月頭、

多くの時間を
帯状疱疹やコロナを治すため
布団の中で過ごしました。

時間があったので
色々なことを考えました。


そして

とりあえず10年後を見据えて
生活や仕事を設計し直さなくてはいけない

と思い始めました。

10年後も
生かして頂けておるなら、

67歳になっても
なんとか社会とつながって
何らかの仕事をしていたいと
思っています。

それも

若い方のご迷惑にならない範囲で…

と考えています。


時々、

年輩の経営者さんが
石にかじりついてでも
引退しない

などといった話を
聞くことがあります。

他者に迷惑をかけておらず
世の中に貢献できていれば
それは素敵なことだと思います。

が、

自覚なく

他者に迷惑をかけ続け、
今のポジションに固執しているなら
考えるべきではないでしょうか。


自分が興した会社なので

愛着があり、ずっと関わっていたい、
という気持ちはわかります。

後継者が育ってきたことに対し
嬉しい反面、
ある意味嫉妬のような感情を抱く

そのお気持ちも分かる積りです。

しかし、

年輩経営者が「自分」に固執する余り
結果として会社運営が
うまく行っていないとしたら

それは良いことなのか、

いま一度考えてみる必要が
あるように思います。

P.S.

上述のように
帯状疱疹・コロナの期間、

布団の中で色々なことを考えました。
すると「哀愁」という言葉が
脳裡をよぎりました。

その後、

今生かして頂いていることに
ありがたみを感じるようになりました。

長期でものを考えること、

この姿勢を確実なものとして
身に付けておきたい!!!

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