経歴が長すぎてレンズが曇る⇒引退時期が遅れる


最近の僕は自己嫌悪!
に陥ってます。

僕が付けているメガネの
レンズが濁ってきた
ような気がするからです。


メガネって
本当の眼鏡ではなく
心の眼鏡の意味です。


正直に申し上げると

企業さんや他人の粗が
見えてしょうがない
時があるのです。


推測するに

中小企業診断士という資格を頂き
ついに20年が経過、

この職に慣れてしまった
からかも知れません。

それプラス年齢を重ね
(60歳近くとなり)

頑固さが増し

かつ

僕の性格のブラックな部分が
前面に出てくるようになったから
かも知れません…


初めて訪問した企業さんでも

・これまでお付き合いした
似たような企業さんの
パターンに当てはめて考える
癖がついてしまった

・あれほど嫌いで分からなかった
財務も少しだけ読めるようになり
企業さんの粗が
より見えるようになった

・現場を見て
従業員同士の仲が垣間見える
と思うようになってしまった


う~ん、
明らかに自信過剰ですね。

まずい、まずい!!!


20年前を思い出してみると

企業さんを訪問する際
いつもビビッていました。

とてもおどおどしていました。

あの頃は
「何とか企業さんの
良いところを見つけて
伸ばすことを考えなければ…」

と思っていたように思います。

しかし今は
弱み(改善点)ばかり
目に付くように
なってしまったのかも…


この状態、とても危機です。

僕が見えてない
企業さんや他人の良いところを
見過ごしているとしたら…

それは先方に対し、
とんでもなく
失礼なことだと思います。


しかし…

僕は僕なりに反省を
しながらも

少し冷静になり
周りを見渡してみます。


今、僕が陥っている症状って
ベテランさんも陥りがち
なのではないでしょうか。

ベテランさんは
慣れてらっしゃるので
自分の経験で物事をとらえ
それをベースに考えて
さらりと結論を出してしまう。


しかし、実際は違っている

昔のテキスト(教本)には
書いてあったが
今の実情に合っていない

企業や人の熟度に
合わせた内容ではない

なんてこと往々にしてありそうです。


またベテランさんは
ベテランさんの半径1メートルの
人とだけ話し、

新しいことに触れるチャンスや
全く違う業界の人と話す機会は
少なさそう。

その他

若手や新入社員と
ホンネで話す機会も少なそう。

(話す機会はあったとしても
なかなか若手はベテランさんに
ホンネで喋りませんよ!!!)


だから事業承継、

特にベテラン経営者さんの引退
は難しいのだと思います。


ベテラン経営者さんは
周囲のベテランさんから
頼りにされます。

長くお付き合いしている
取引先とも接するのが
お上手です。

(多くの場合、同年なので当然ですね)

それであるがゆえ
自己肯定感が必要以上に高くなっている
可能性は否定できません。


成功体験の記憶が強く
かつ
脳みそにこびりつき
はがそうと思ってもはがれない。

そんな
自己肯定感が高い経営者に
引導を渡せる人は
どれくらいいるでしょうか?

P.S.

声を上げないものの
周囲で迷惑と感じている人は
だんだんと増えてきている
可能性も否定できません。

嫌な言葉ですが
「老害」ってこのような構造で
生まれてくるものかも
知れませんね。

意識の乖離はどこにでも
起こっていきそうです。

気を付けなければ!!!

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