経歴が長すぎてレンズが曇る⇒引退時期が遅れる
■
最近の僕は自己嫌悪!
に陥ってます。
僕が付けているメガネの
レンズが濁ってきた
ような気がするからです。
※
メガネって
本当の眼鏡ではなく
心の眼鏡の意味です。
■
正直に申し上げると
企業さんや他人の粗が
見えてしょうがない
時があるのです。
■
推測するに
中小企業診断士という資格を頂き
ついに20年が経過、
この職に慣れてしまった
からかも知れません。
それプラス年齢を重ね
(60歳近くとなり)
頑固さが増し
かつ
僕の性格のブラックな部分が
前面に出てくるようになったから
かも知れません…
■
初めて訪問した企業さんでも
・これまでお付き合いした
似たような企業さんの
パターンに当てはめて考える
癖がついてしまった
・あれほど嫌いで分からなかった
財務も少しだけ読めるようになり
企業さんの粗が
より見えるようになった
・現場を見て
従業員同士の仲が垣間見える
と思うようになってしまった
■
う~ん、
明らかに自信過剰ですね。
まずい、まずい!!!
■
20年前を思い出してみると
企業さんを訪問する際
いつもビビッていました。
とてもおどおどしていました。
あの頃は
「何とか企業さんの
良いところを見つけて
伸ばすことを考えなければ…」
と思っていたように思います。
しかし今は
弱み(改善点)ばかり
目に付くように
なってしまったのかも…
■
この状態、とても危機です。
僕が見えてない
企業さんや他人の良いところを
見過ごしているとしたら…
それは先方に対し、
とんでもなく
失礼なことだと思います。
■
しかし…
僕は僕なりに反省を
しながらも
少し冷静になり
周りを見渡してみます。
■
今、僕が陥っている症状って
ベテランさんも陥りがち
なのではないでしょうか。
ベテランさんは
慣れてらっしゃるので
自分の経験で物事をとらえ
それをベースに考えて
さらりと結論を出してしまう。
■
しかし、実際は違っている
昔のテキスト(教本)には
書いてあったが
今の実情に合っていない
企業や人の熟度に
合わせた内容ではない
なんてこと往々にしてありそうです。
■
またベテランさんは
ベテランさんの半径1メートルの
人とだけ話し、
新しいことに触れるチャンスや
全く違う業界の人と話す機会は
少なさそう。
その他
若手や新入社員と
ホンネで話す機会も少なそう。
(話す機会はあったとしても
なかなか若手はベテランさんに
ホンネで喋りませんよ!!!)
■
だから事業承継、
特にベテラン経営者さんの引退
は難しいのだと思います。
■
ベテラン経営者さんは
周囲のベテランさんから
頼りにされます。
長くお付き合いしている
取引先とも接するのが
お上手です。
(多くの場合、同年なので当然ですね)
それであるがゆえ
自己肯定感が必要以上に高くなっている
可能性は否定できません。
■
成功体験の記憶が強く
かつ
脳みそにこびりつき
はがそうと思ってもはがれない。
そんな
自己肯定感が高い経営者に
引導を渡せる人は
どれくらいいるでしょうか?
P.S.
声を上げないものの
周囲で迷惑と感じている人は
だんだんと増えてきている
可能性も否定できません。
嫌な言葉ですが
「老害」ってこのような構造で
生まれてくるものかも
知れませんね。
意識の乖離はどこにでも
起こっていきそうです。
気を付けなければ!!!