補助線を引く
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学生の頃、
図形の問題を解く際、
「補助線を引く」
ことをしましたよね。
補助線を引くと
あら不思議、
問題の解き方が
頭に浮かんできます。
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ここで改めて
補助線を引くとは…
「それまで見えていなかったけれども
事実として存在する条件や事象
について目に見えるようにすること」
とのこと。
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いつまで漠としてわからず
もやもやしていた事象に対し、
補助線を引いてみると
物事が見えてくる
という経験ってありますよね。
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さて、さて…
家族会議を行っていて
経営者と後継者の話が
噛み合わないことが
何度もありました。
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僕は、ある企業さんについて
「なぜあの親子はこんなに話が
噛み合わないのか?」
と思いながら数日過ごしました。
そんなある日、散歩していて、ふと
「売上主義と利益主義の違い」
という補助線が降りてきました。
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その企業では
とにかく経営者は売上を追い、
一方後継者は利益率を確認した上で
どの商品群の売上を伸ばすかを
考えていました。
しかし
双方何を重視しているかを
意識せず、また話し合わず
ただ言い合っているだけでした。
その結果は
「混沌」と「悪い雰囲気」
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何を補助線として
引けば良いかがわかれば
僕としては
補助線を双方が認識した上で
現状を打開するように
話を持っていけば良い
だけです。
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上手い補助線が引けると
今までもやもやして
理解が難しかった事柄全てが
腹落ちする
ようになります。
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そのために
・人の考え方(習慣)を見る
・囚われていることは何?
と考えてみる
・気が付くといつの間にか
でき上がっていた
仕組みや常識が現在有効か考えてみる
・相手と経験・知識量は一緒かどうかを
探ってみる
・自分が常識と思っていたことは
何かを考えてみる
・データを取り直してみる
などをすれば良いのだと思います。
(↑偉そうに書いてますけど
僕はほとんど出来てませんけど…)
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これまで僕が引いた補助線は
上記の「売上主義と利益主義」
のほか
「現場主義と管理主義」
「製造重視と営業重視」
「仕入重視と販売重視」
「キャッシュ重視と忙しさ重視」
「所有と経営の一致と所有と経営の分離」
「○○を経験したことのある人とない人」
「自責の人と他責の人」
「母親or奥様の影響大もしくは少」
「考えが浅い人と深い人」
「とりあえずやる人と完ぺきにやる人」
「ペラペラしゃべるだけの人と重く考える人」
「レイヤー(レベル感)の違い」
「時間軸の違い」
「情報源の違い」
「情報量の違い」
「付き合っている人の違い」
「住んでいる場所の違い」
などです。
P.S.
うまく補助線が引けたときは
素直に嬉しものです。
がこれが(僕には)非常に難しい!
素直に事実を見る目、
知識、
経験、
などが必要なのでしょうね。
バチッと決まる
補助線が引けるようになりたい!!!