親の尻ぬぐいをする子供たち


去年のこと、
自宅にて

鼻くそをほじりながらアホ面して
TVでニュースを見ていました。

(その時は心ここにあらずで

今から何を食べようかな~
などと考えながら
ボ~っとTVニュースを見ていた次第です)

真剣に見てなかったので
詳細は分かりませんが、

どうやら

ある政令指定都市で

お年寄りが対象の
バスが無料で乗れる権利
(シルバ―パス)
が廃止になるということを
報じていました。


そして
市側がそのことについて
住民説明会を開いたようです。

その様子が映像で流れていました。

その説明会には99%のお年寄りと
1%の若者が参加していました。

(↑上記のパーセンテージは
僕の勝手な印象です)

若者にしてみれば
完全なアウェイ状態です。


お年寄りが

「シルバーパスが無くなれば
病院に行くことが出来ません」
とか

「家に閉じこもり
引きこもりになってしまいます」
とか

「買い物に行けなくて
死んでしまいます」

などと主張し、

シルバーバスの廃止を辞めるよう
市側に訴えていました。


そんな中、一人の20代の若者が
意見を述べます。

「僕たち世代は、皆さん(お年寄り)の
健康保険や年金を負担しています。
その上、交通費まで負担しなくては
いけないのですか?」
と…

するとお年寄りたちは

「あなたもいずれ歳をとるんだよ」

「そんなこと言って年寄りを
邪魔者扱いするなよ!」

などといった怒号が…


せっかく
あほずらしてTVを見ていたのに

真顔に戻ってしまった。

(寝っ転がっていたのに
起き上がってしまった)

これが人口100万人を超える
政令指定都市で起こったことです。

行き過ぎた少子高齢化&人口減…

この国は今後、
今より生きづらくなるのか…


(話変わって…)

親から会社を受け継いだ子息の話。

そこは
親世代がこしらえた借金に
苦しんでいました。

現状では借金を返すお金
(償還財源)がありません。

なぜなら
親の時代と違って、今は、

事業性(ビジネスでの稼ぐ力)
が非常に乏しいから。


僕が経営を引き継いだ子息に

「お継になった経緯は?」
とやんわりお聞きすると

「こんなに借金があり
ビジネス的に厳しいと思わなかったので…
やられた(騙された)って感じですよ」

とおっしゃいます。


今のこの会社の状態では
やれることは少なくなっています。

選択肢がほとんどない状態に
見受けられました。


新たな借り入れなんて出来ないし
(≒するべきではないし)

売れる資産もないし

止血をして
その間に出来ることをしていくしかない

と思います。


しかし、本音では

根本的にビジネスを再構築していく
しかないと僕は思っています。

P.S.

(1)
僕は無力感を抱かざるを得ません。
何もしてあげられないです。

2025年もそんな年になってしまうのか…

(2)
良い時代を過ごしていた親世代

きっと悪気なく「返せるだろう」と思い
借金をしてしまったのだろうと思います。

しかし時代は変わり
返せなくなってしまった。

そんな事例が相次いで耳に入ってきます。

キャッシュに比して借入が重すぎる先が
増えているように思います。

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