親の尻ぬぐいをする子供たち
■
去年のこと、
自宅にて
鼻くそをほじりながらアホ面して
TVでニュースを見ていました。
(その時は心ここにあらずで
今から何を食べようかな~
などと考えながら
ボ~っとTVニュースを見ていた次第です)
真剣に見てなかったので
詳細は分かりませんが、
どうやら
ある政令指定都市で
お年寄りが対象の
バスが無料で乗れる権利
(シルバ―パス)
が廃止になるということを
報じていました。
■
そして
市側がそのことについて
住民説明会を開いたようです。
その様子が映像で流れていました。
その説明会には99%のお年寄りと
1%の若者が参加していました。
(↑上記のパーセンテージは
僕の勝手な印象です)
若者にしてみれば
完全なアウェイ状態です。
■
お年寄りが
「シルバーパスが無くなれば
病院に行くことが出来ません」
とか
「家に閉じこもり
引きこもりになってしまいます」
とか
「買い物に行けなくて
死んでしまいます」
などと主張し、
シルバーバスの廃止を辞めるよう
市側に訴えていました。
■
そんな中、一人の20代の若者が
意見を述べます。
「僕たち世代は、皆さん(お年寄り)の
健康保険や年金を負担しています。
その上、交通費まで負担しなくては
いけないのですか?」
と…
するとお年寄りたちは
「あなたもいずれ歳をとるんだよ」
「そんなこと言って年寄りを
邪魔者扱いするなよ!」
などといった怒号が…
■
せっかく
あほずらしてTVを見ていたのに
真顔に戻ってしまった。
(寝っ転がっていたのに
起き上がってしまった)
これが人口100万人を超える
政令指定都市で起こったことです。
行き過ぎた少子高齢化&人口減…
この国は今後、
今より生きづらくなるのか…
■
(話変わって…)
親から会社を受け継いだ子息の話。
そこは
親世代がこしらえた借金に
苦しんでいました。
現状では借金を返すお金
(償還財源)がありません。
なぜなら
親の時代と違って、今は、
事業性(ビジネスでの稼ぐ力)
が非常に乏しいから。
■
僕が経営を引き継いだ子息に
「お継になった経緯は?」
とやんわりお聞きすると
「こんなに借金があり
ビジネス的に厳しいと思わなかったので…
やられた(騙された)って感じですよ」
とおっしゃいます。
■
今のこの会社の状態では
やれることは少なくなっています。
選択肢がほとんどない状態に
見受けられました。
■
新たな借り入れなんて出来ないし
(≒するべきではないし)
売れる資産もないし
止血をして
その間に出来ることをしていくしかない
と思います。
■
しかし、本音では
根本的にビジネスを再構築していく
しかないと僕は思っています。
P.S.
(1)
僕は無力感を抱かざるを得ません。
何もしてあげられないです。
2025年もそんな年になってしまうのか…
(2)
良い時代を過ごしていた親世代
きっと悪気なく「返せるだろう」と思い
借金をしてしまったのだろうと思います。
しかし時代は変わり
返せなくなってしまった。
そんな事例が相次いで耳に入ってきます。
キャッシュに比して借入が重すぎる先が
増えているように思います。