高校野球に学ぶ火事場の馬鹿力。再現性を担保する2つの要素
■
今年の甲子園についてです。
熊本県代表の有明高校は初出場でした。
それでベスト8まで行きました!(パチ、パチ、パチ)
■
一回戦は、立命館宇治校に6対3で勝利
二回戦は、長崎日大に3対2で勝利
三回戦は、福島の東日大昌平に4対1で勝利
しかし四回戦の準々決勝では、
群馬の健大高崎に延長10回でサヨナラ負けしてしまいました。
■
熊本はご存じの通り、7月28日にマグニチュード7.1の大地震に見舞われました。
建物は倒壊し、道は寸断され、電気や水道が使えなくなるなど大変な被害となってしまいました。
残念ながら、亡くなった方や、けがをされた方、非難を余儀なくされた方など多くの被災者が出てしまいました。
しかし、その数日後、有明高校野球部は甲子園に向けて熊本を出発したそうです。
選手たちは、どのような思いで甲子園に向かったのでしょうね。
送り出す有明高校の先生・職員や彼らを支えてきた人たちはどのような気持ちで送り出したのでしょう。
また熊本にて、選手らが甲子園に向けて出発したとのニュースを見聞きした地域の方々はどのように思われたのでしょう。
被災して辛い思いをしている人の中には、「選手たちが甲子園で頑張ってくれることを信じて…自分たちも復興に向けて頑張ろう」と思えた方もいたのではないでしょうか。
そうであれば嬉しいな~、と思います。
■
甲子園に到着した選手たちは、自分たちが勝って熊本を元気づけようと目の前の一試合一試合に集中し頑張ったとのこと。
だとすれば、これぞ、「火事場の馬鹿力」だと思います。
もし甲子園で実力以上の力「火事場の馬鹿力」が出たなら……
そこには選手たちの「一試合、一試合に勝つ」という目標と、「他者のために(被災した方々のために)」というピュアな気持ちがあったからではないでしょうか。
■
自分を振り返って思うのです。
思うようにいかないことの方が多い日常生活では、なかなかピュアな心が持てず「他者のために」なんて考えられない自分がいます。
どうしても自分のことを考えて、つい「我」が前に出てしまいます。「我」を捨て去り、無私で何かをするなんて普段は考えられないものかも知れません。
しかし、こんな僕でも、辛い事態に遭遇した方々を知った時には、一気に気持ちがピュアに傾くこともあります。
望まない苦労をしている人がいる場合も「何かお手伝いすることはないだろうか」とも思います。
■
さて、さて…
この心の動きを企業経営に置き換えられないものか……
企業経営においても、『向かうべき場所』が明示されていると「火事場の馬鹿力」が発揮されると思います。
それは経営理念とか、目標とか、仕事をする目的とか、あるべき姿とか……
それらが言葉にして明示され何度も何度も説かれると、働いている人の気持ちが前向きに高揚すると思います。
■
あともう一つの要素は『利他心』が心の中に芽生えることだと思います。
普段の仕事だと自分・自社の利益ばかりを考えることが多いはず。
しかし「お客様が困っていらっしゃる」とか「地域・社会が良くなるにはどうすれば良いのだろう」と考えることで利他心が芽生えるものと思います。
言うは易し…とは思いますが、、、

