10年ほどで全く印象が変わる街。統計の重要性
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人気(ひとけ)の少ない
駅に降り立ち
昼食を取ろうと
辺りを見渡してみます。
すると
ラーメン店が3軒あることが
わかりました。
ここは
新宿から1時間位のJRの駅前、
私鉄も乗り入れています。
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ラーメンの気分ではなかったので
スマホで
他に食事が出来るところを
調べてみました。
すると
カレー店くらいしかありませんでした。
そこで
カレー店まで移動し
外から店内を覗いてみました。
すると
外国人の店員さんが厨房に
いらっしゃるものの
お客様は一人もいません。
時間はお昼の12時半です。
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「食事の後、少し資料を
読み直したいのだけど
どうしたものか…」
と思いながら
スマホで検索すると
徒歩10分くらいのところに
ショッピングセンターが
あることがわかりました。
僕は
「そこまで歩けば
ショッピングセンターの中に
何か飲食店があるだろう」
と考え、歩き出しました。
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ショッピングセンターまでの
道中は住宅街です。
いつもの癖か、僕は、
道中にある家の築年数や
車や置いてある自転車の数から
家族構成を推測してみたりしました。
その結果、
小さな子供は住んでおらず
(巣立っており)
高齢の方ばかりが住んでおり、
持ち家の
築年数は40〜50年くらいかな〜
と感じました。
また空き家と思われる家もいくつかありました。
人はほとんど歩いていません。
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その後
ショッピングセンターがある場所に
着きましたが、解体工事中でした。
ガックシです…
結局、来た道を戻り
駅前にてラーメンを食べ
寒空の下、缶コーヒーを飲みながら
駅のベンチで資料を見直しました。
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実は、この駅には
20年前と10年前の二回、
降り立ったことがあります。
ちょうど10年おきです。
ご想像の通り、
10年ごとに賑わいが無くなっている
ようでした。
地域住民も高齢化し、徐々に
人口減が進んでいることでしょう。
繰り返しますが、
新宿から電車で1時間位の駅前の
様子です。
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想像ですが…
ずっとその街に暮らしていると
変化に気づかないのかも知れません。
車でちょっと行けば
買い物が出来るところも
きっとあるのでしょう。
なので地域の方々は
そんなに危機感は
持たれないかも知れません。
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しかし、僕のように
何年(何十年)ぶりかに
来街する人は
すぐに変化(街の雰囲気を含む変化)が
察知できるものと思います。
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変化って…
数値で捉えないと
気づきにくいのかも
知れませんね。
統計を見る癖を
付けなきゃいけないと
思いました。
P.S.
(1)
皆様も
お住まいや事業をしている
地域の統計を見るほか、
自事業が属する業界の数字を
たまにはご覧になると
何か気づきがあるかも知れませんよ。
(2)
「ついつい若い時の感覚のままでいる」
なんてことないですか?
僕はしょっちゅうです。
年齢も数字です。
その数字を意識しておかないと
とんでもないことをしでかすかも
知れません。
(↑僕のことです)