70歳代の経営者様、40歳代の後継者様のための事業承継(経営の世代交代)サポート
十分にコミュニケーションが取れていない同族企業によくある家族間の感情の絡まりをほぐし、
経営者様が安心して後継者様に事業を任せられる状態にするためのメソッド
☛上図はあくまで一例です。
(1)赤色の部分
こじらせた「過去の感情」が「現在の感情」となり、それが「現在の事業」の問題を引き起こしている。
(2)青字の部分
「過去の事業」のやり方が、「現在のお金」の問題となっている。
(3)黄色の部分
家族(親族)全員の意識を「未来の感情」(将来どのような感情を抱き、どう過ごしていきたいか)に飛ばし、それを実現するための「未来の事業」像を描く
父が経営する企業群に関わり、同族経営における事業承継の難しさを痛感してきた私(澁川)が、現経営者と後継者が家族(親族)であるがゆえに抱いてしまう「どうしても抑えきれない感情」を無理に殺さなくても、未来を見据え前向きにとなり、事業承継(経営のバトンタッチ)に取り組める方法をお教えします。
※陸上競技のバトンタッチとは違い、経営のバトンタッチは一瞬で終えるものではなく、現経営者と後継者が一定年数並走します。
経営者である父と後継者である子息が、冷静に話し合うことが出来ず、次第におたがいを避けるようになってしまった…なんてことありませんか?以前の私はそうでした。
そもそも話し合うことがないので、思い描いている会社の将来像はばらばらのまま。お互いが好き勝手に仕事をしていました。
そのため何をやってもうまくいかず、イライラする毎日。
その頃の私は、父の会社を手伝う一方、私自身の仕事として、中小企業のサポートもしていました。いわゆる二足の草鞋(わらじ)です。
中小企業診断士として多くの経営者様およびそのご家族(ご親族)に接する中、ご家族(ご親族)全員がそれぞれ「過去から続く(ネガティブな)感情」を引きずっており、その感情が「現在の事業の問題」を誘発してしまうメカニズムに気づきました。
このメカニズムに気づいてからは、十分な時間を取り、家族(親族)会議を開くようになりました。
※家族会議は心理的安全性を重視します。家族会議の参加者全員が、肩の力を抜いて、安心して思っていることを言い合える場にすることが重要です。
家族会議では、おのおのが「過去の感情」を抱くに至った当時の状況を全員の前で明らかにしていきます。次に「現在の感情」も明らかにして頂きます。それは過去から現在に至るまでの各人の気持ち、ひいては企業の状況をトレース(なぞる・たどる)することにつながります。
過去から続く現在のことが、どのようなカタチであれ一旦腹落ちすると、自ずと視線が未来を向くことになります。
「そろそろ事業承継を…」と考えるようになったものの「目先の資金繰りに追われている」「売上・利益が減少傾向にあり将来が見えない」といった理由で事業承継(経営のバトンタッチ)の準備を先延ばしにし、「親子(親族)で将来について、真剣に話し合う機会が持てないでいる」そんな状態になっていませんか?
もしくは経営陣として、また家族(親族)として、漠とした将来不安を抱きつつも、何も変わらない現実を前に、もやもやした毎日を過ごしていませんか?
もしそのようになっていたとしても大丈夫です。
家族会議を開き、十分な話し合いが行われると、事業の向かうべき方向性が定まり、家族(親族)は理想の未来像に向かって一致団結し、充足感を伴いながら仕事が出来るようになります。
すると自分に与えられた役割を全うすることが楽しくなり、また困った時には他の家族(親族)に気軽に相談できるようになります。そのため日々気持ちが安定し、物事を冷静に判断できるようになります。
私は、試行錯誤を繰り返し、いかに事業承継(経営のバトンタッチ)をスムーズに行い、後継者主導で事業を発展させていくのか、その方法を考えてきました。
当事務所ではそんな家族会議をサポートするため
① 過去・現在・未来の感情と事業そしてお金の関係を確認する「事業×感情マトリックス」
② 事業の沿革とその時々の感情を家族(親族)で共有する「過去トレース」
③ 思い込みがあるとすればそれに気づくための「免疫マップ」
~『なぜ人と組織は変われないのか』ロバート・キーガン著より~
④ 後継者主導で新体制を作るための「コーチング・タイプ別」
~『コーチング流タイプ分けを知ってアプローチするとうまくいく』鈴木義幸著より~
⑤ 好きなこと・嫌いなことを言語化「強み発見」
⑥ 事業承継に向けての行動計画づくり「事業承継計画」
⑦ 自分の人生と家族の健康について考えるための「エンディングノート」
をご用意しています。
以上のツールを適宜使うことにより
・経営者様は後継者様を信頼し、事業を任せる決意が固まり
・後継者様は「経営者になる!」との覚悟ができ
・ご家族(ご親族)は後継者および事業の成長をサポートする
ようになります。
これまで私は同族経営の事業承継(経営のバトンタッチ)のサポートをしてきて
後継者様から「どうして自分の気持ちがわかるのですか?」
経営者様から「言われてみれば、私の思い込みだったかもしれない」
ご家族から「何をすれば良いかわかりました」
と言われてきました。
その他、従業員の方々からは「会社の雰囲気が良くなりました」とも…
いつかは事業承継(経営のバトンタッチ)が必要な時が来ます。
しかし円滑に経営のバトンタッチを行い後継者が事業を成長軌道に乗せるには、短くても3年、通常は5年~10年ほどの期間が必要と言われています。
私の父は亡くなりましたが、今の私は後悔ばかりです。
後悔は「後から悔やむ」と書きます。まさにそうだな~と日々感じています。
是非、今から事業(お客様、従業員様、お取引様等)のため、またご家族(ご親族)のためにも経営のバトンタッチに向けて準備を始めてみませんか。準備を始めるのは今が最適なはずです。
↓ 以下よりブログです。
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