人たらし
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先日居酒屋にて
ある経営者さんと
2人で飲んでいる時
僕は
「”人たらし”ですよね」
と言われました。
ちなみに…
”人たらし”とは
①人の心を掴むのがうまく、
不思議に多くの人を
引き付ける人のこと
②人をだます人
という2つの意味を
持つようです。
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(話し戻して)
経営者さんは続けて
「先日こんなことがありました。
ある業者さんが
うちに来てくれたのですが、
その人は腰が低くて
ちゃんと理由を
説明する人でした。
その理由(説明)を聞いて
価格に納得しました。
ポジティブ情報のみならず
ネガティブな情報も
正直に教えてくれる
その人のことを”良い人”と
思ってしまった。
あのような人だと
多少価格が高くても
買っちゃうと思うんですよね。
そういう人って”人たらし”
だと思うんです」
とおっしゃいました。
よっぽど業者さんの
印象が良かった
のでしょうね。
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その経営者さんが
僕のことを
①の意味で”人たらし”と言ったのか、
②の意味で言ったのかわかりませんが、
実際の僕は、
①でもないし②でもない
と思っています。
というか、
どちらかというと
僕は人見知り傾向の強い
多少コミュニケーションに
難がある方だと思っています。
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さて、さて、
この”人たらし”
と〜っても重要な言葉
だと思います。
というのも、
今後、
少子高齢化・人口減少
ということもあり、
単純作業は機械に
取って代わられる時代と
なるでしょう。
さらに
定型化できる創作(?)
のような知的作業も
AIがやってくれそうな
気もします。
実際、今でも
AIが小説を書く時代
ですから…
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ですが、
いくらAIが人を
学んだとしても、
AIは”人たらし”に
なれない
と思うのです。
なぜならぬくもりがないから。
”人たらし”になるには
ぬくもりが必要なはず。
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ぬくもりを言語化するのは
難しいですが、
この人と話していると
話が弾む感じというか…
気持ちが和むというか…
あともう一杯飲もう!
と思いたくなるというか…
そんな感じです。
波長が合う、と表現しても
良いかも知れません。
または
精神的な安全地帯
と言ってもいいかも知れません。
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経営者のみならず
どんな人でもそうかと思いますが、
主張ばかりするのではなく
人に対して怒りをぶちまけるのではなく
前向きな優しい気持ちで
人と対峙できれば
”人たらし”になることが出来、
結果としてビジネスもうまく
回るのではないかな〜
と”人たらし”になれない
僕は思いました。
P.S.
人と話したり、
本を読んだり、
TV・ラジオで聞いた
ピントきたキーワードについて
いつもよりちょっとだけ
思索を深めてみる…
すると”人たらし”に
一歩近づけるのかもな〜
とやっぱり”人たらし”に
なれない僕は思いましたとさ。