人の話を聞く意味ってなんだろう?


ビジネス本のほとんどに

「お客様のニーズを聞くこと」
の重要性が記されています。


ビジネス本の
それぞれの著者さんは
同じ内容を書くわけには
いかないので、

自分の経験等を実例として
挙げるなどした上で、

手を変え品を変え
「お客様のニーズを聞くこと」
が大切と書いています。


ビジネス本なので

前提として

「商取引をうまくまとめる」
を目標としており、

そのために
「お客様のニーズを聞く」
ことが大切(必須)

と主張しているのだと思います。

それはその通りだと思います。


さて、さて…

仕事でなくプライベートの場合、

相手にしゃべってもらい
自分が聞くこと。

その目的って何でしょう?

相手の言うことを聞いていても
何も金銭的に得するわけでは
ありませんよね。

では

単なる暇つぶしでしょうか?

単なる野次馬根性でしょうか?

単なる同情ごっこでしょうか?


僕は

「自分を癒すため」かもしれない
と思うようになりました。

相手の話を聞いて

「そーだよね。わかるわ〜」
と自分が心の底から思えれば

相手もそして自分も癒される
と思うのです。


相手の話を聞いていて
稲妻に打たれたような
感覚に陥った場合、

相手と自分には
何か通じるものがある

同じ感情(喜怒哀楽)を
有した経験がある

のだと思います。


逆にいうと同じような感情を
抱いた経験がないと

心の底から相手の感情を
理解することは
出来ないのではないか

とも思うのです。


(話変わって…)

僕がコーチングが少し苦手
な理由がわかりました。

僕の理解だと
特にビジネスコーチングは

「相手の中に解決策はある」
を前提として、

相手にしゃべってもらい、

必要があれば
こちらからフィードバックを行い

何らかの気づきを得てもらう。

そして
相手が課題を設定し

必要があれば
こちらがアドバイスをし

解決策を導き出す。

それ以降は
実行をフォローする。

そういったものだろうと
思っています。

(僕の理解が違っていたら
ごめんなさい)


ちなみに…

コーチングに関しては
僕は然るべきところに
通って習い、

またコーチングに関する本も
そこそこの冊数を読み、

実際、プロのコーチに
コーチングしてもらった
経験があります。

なのでコーチングの
素晴らしさもある程度
わかっているつもりです。


しかしやっぱり…

何だか
コーチングは苦手なのです。

それは
「心が通い合っている
気がしないから」

だと思うにいたっています。


コーチングは
何だか突き放されているというか

ビジネスライクというか…

一人にさせられるというか…

そんな感覚に陥ってしまうのです。

また
心理学を基にした
応酬話法を駆使している

ようにも感じてしまうのです。


僕がひねくれているのかも知れません。
ごめんなさい。


そうではなく

酒でも飲みながら
相手から

「いや〜、わかるわ〜
それへこむわ〜。
自分も同じような経験したよ。
自分の経験はね…(経験談、続く)」

と言われた方が僕は嬉しい。

そのように言われると
「じゃ、これからどうしよう?」
と相手に相談し、

その後自問自答
(セルフコーチング)が出来るような
気がしています。

P.S.

人のことってほとんどが
わかりません。

一人の人が経験できることは
限られます。

昔、経営者をやっていた父に

「経営をやったこともないくせに
偉そうに言うな」
と言われたことがあります。

その時は、悔しいけど、
「そうだよな〜
僕たちコンサルは経営したこと
ないもんな〜」
と思いました。

生きていると虚しさを覚える機会は
多いように感じます。

【人は承認欲求の塊】かも…

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