手にしているものを自覚する方が楽なはず


「ノウハウコレクター」
という言葉、
聞いたことあります?

これは
経営者で例えるなら

経営に関するノウハウ等を
習得しようと
色々なセミナーに出たり、

やたらに
経営塾に参加したり

経営に関する本だけ
読みまくるけど

何も実践しない人のこと。

そのような人を
揶揄する言葉が
ノウハウコレクターの
ようです。


僕も

「〇〇が足りない」
とか

「〇〇って聞いたことない。
勉強しなきゃ」
などと切迫感を抱き

ノウハウコレクターに
なっていた時期があります。

その頃は

知人が知っていて
僕が知らないことが
気になって仕方なかったです。

完全に他人の物差しで
自分を測っていました。


今は

「知らん(わからん)ものは
知らん。しょうがない」

と広島弁丸出しで
心の中で1人しゃべり

続けて

「でも○○なら
わしでも出来るでー」

とこれまた広島弁で
心中、ひそかに
しゃべるようになりました。


歳を取ってからは
特に

足りないことに
目を向けるのではなく

今あるもの
(手もしているもの)を
自覚した方が
よっぽど心穏やかに
過ごせることを
知りました。


上記は勉強を否定しているのでは
ありません。

人と会って話を聞いたり
本を読んだりして
勉強することは
とても重要だと思います。

そうしないと既知の世界から
永遠に抜け出すことは出来ないから。


思い出したのですが、

何かに書いてあった

『一歩踏み出すと違う世界』
という言葉は凄く良い言葉と思います。

心に刻んでおきたい!!!


でもそれが

過度な欠乏感からくる
切迫した気持ちだったら
精神的に辛いのではないだろうか…

と思うのです。


先日のこと
若い方が

「友達の年収を聞いたら
自分の年収が少なすぎて
心がざわつきました」

とおっしゃっていました。

その時僕は

「若い時って他人が気になるよね。
だけど…友達の高い年収なんて
何時まで続くかわからいですよ」

と言い、続けて、

「それより、自分が持っている
何かを使って、
もっと収入が上げる策を
考える方が
精神的に良いと思いますよ」

と伝えました。


おそらく

「自分はなぜ〇〇なんだろう?」
とないものを考えるより

「まつ、良いか。
今持っているもので
楽しいことを見つけよっ!」

の方が
より良い人生を送れそうな気がします。

繰り返しますが、
努力を否定している訳じゃないです。

P.S.
長引くコロナ、物価高騰などで
疲弊している先が多いです。

現状に固執して動けなくなるでもなく
ない物ねだりばかりするでもなく…

自事業を鳥瞰して、いい塩梅で
今あるものを活用して行動し、
足りないものを補っていければ…

それが理想的ですね。

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