接客力は差別化になる!!!


先日、20代前半から
知っている土地に行ってきました。

現在僕は56歳。

僕が20代前半なので
30年以上も前のことになります。


そこはある県の県庁所在地。
また商業の中心部。

30年前はまだ大型店が立ち並び
人通りが多くありました。

周辺部には飲食店もそこそこありました。


現在では…

大型店が(一部)撤退しており、
飲食店もその数が減っていました。

しかしハード面が整備されていました。

商店街の中ほどに
パティオ(中庭。緑がある空間)が
出来ており、

また

歩道、自転車道、車道が区分され
随分歩きやすくなっています。

しかし

人がほとんど歩いていません。
正直、寂しいです。


そんな中を少し歩いてみました。

今でも残っている大型店に入ると
テナントが埋まらず
空間を持て余しているように見えました。

上層階に行けば行くほど
ガランとしています。


調べてみると、その県の人口は
この30年で2割ほど減っています。

年齢別人口構成を見てみると…

今後は団塊の世代の人数が減っていき
人口が極端に減る時代に入ると思われます。

子供を産む年齢の人口が
少なくなっていき
出生数も激減すると思われるからです。


僕が訪れたこの地域だけではなく
日本全国そんな感じの地域ばかりです。


夜も歩いてみました。

屋台村のようなところを
歩いたのですが、
お客様はほとんどおらず
店に入るかどうか躊躇しました。

店員さんも正直覇気がなく
僕が店前を歩いていても
「いらっしゃいませ」
の一声もありませんでした。


僕は「さて夕食はどうしたものか」
と考えながら屋台村を出て
フラフラと夜の街を徘徊しました。

そして一軒の焼き鳥屋さんを発見。

「この店を逃すと、この先
選択肢がほとんどなくなる」
と思った僕はのれんをくぐってみました。


そのお店は「当たり!!!」でした。

理由を以下に記します。

(1)
何といっても店主さんの感じが良い。
優しくお話し下さる店主さんは
終始にこやか。

(2)
店主さんの他
女性の店員さんが2人いるのですが
その方との連携も良い。

焼き鳥が焼けると店主さんは
「おねがいしまーす!」
と女性店員さんに言い、

女性店員さんは
「はーい!」と応え
料理をお客様のもとへ
持っていきます。

その連携を見ているだけで
僕は目を細めてしまいました。

(3)
女性の店員さんは
ご自身のお子様のことをお話下さり
親密度が一気に増しました。

やはりプライベートや
その人自身のことがわかるお話が
聞けると、一気に親密度が
高まるのだと思いました。

(4)
地元の日本酒を数多く品揃え
してあり、
焼き鳥を頂きながら楽しめる。

などなど


品数が少ないなどといった点も
あるかと思いますが、

そんなことなんて
凌駕する「接客力」を
このお店から感じました。

いいお店を見つけてしまった!!!

これぞ、地方に行った時の醍醐味
だと思います。

P.S.

やっぱり「人柄」って大事!

と人柄が余り良くない
僕は思いましたとさ。

事業承継支援も
まさに人柄が大切なのだと思う。

いや、事業承継支援だけでなく
どんな仕事も
人柄って大切なのでしょうね。

精進、精進…

Follow me!