「事業承継」と聞いて何を思う?
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事業承継って一体何でしょうね?
皆さまはどう思われますか?
『事業承継って、よくわかんな~い!』
って声も聞こえてきそうです。
かくいう僕もよくわかっていません汗
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ネットで検索すると、色々出てきて、
それぞれに首肯しますけど…
総論と各論がぐじゃぐじゃになって
論じられるのが「事業承継」なのかも
知れません。
それだけその分野に長けた専門家が
必要ということなのでしょう。
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「事業承継」について
抱くイメージは各人各様だと思います。
例えば
・M&Aを思い浮かべる人
・相続税、贈与税など税を思い浮かべる人
・経営者や後継者のファイナンシャルプランを思い浮かべる人
・動産、不動産評価を思い浮かべる人
・遺言、信託を思い浮かべる人
・従業員承継、第三者承継を思い浮かべる人
・知財やノウハウの承継を思い浮かべる人
・事業の建て直し(後継者による第二創業)を思い浮かべる人
など様々です。
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また組織によっても
変わるかも知れません。
金融機関さんは
事業承継に絡めて、
「事業承継のための資金を貸付出来るか」
「事業承継後もちゃんと回収できるか」
と考えるかも知れませんし
行政等は
「地域の活力はどうなるか」
「雇用の場はどうなるか」
と考えるかも知れませんし
商工会・商工会議所さんは
「会員さんの将来はどうなるか」
「どんな支援が出来るか」
と考えるかも知れません。
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僕は
日本の法人の96%は同族企業である
ことを踏まえると
「親族ならではのどうしても
おさえきれない感情」
および
「後継者が引き継ぐ事業を
どのようにブラッシュアップするか」
をどうしても考えてしまいます。
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その辺りのこと、
すなわち
「事業承継」と言われて
頭の中に抱くことを
明確にしておかないと
複数人集まった場合
議論が進まないことも
あるのかな~
なんて思います。
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その他、思うことです。
日本の法人の6割以上が赤字だそうです。
赤字企業の事業承継をどう考えるか、
という問題もあります。
これについては僕の思いですけど…
赤字企業の中にも
ドロドロの人間関係で苦しみながらも
何とか建て直したいと
もがいている後継者に対しては
ご支援するべきだと思っています。
P.S.
コロナが(一応)明けたので
ゾンビ企業について議論される
機会が増えたような気がします。
これも各人各様で考えが
違うようです。
どなたのご意見も納得できる
部分があります。
僕は「事業性」と
「当事者のやる気」があれば
生き残って欲しいと思っています。