「売場」と「買場」、それに「返済」と「弁済」。立場によって使う言葉が違う
■
僕が始めて就職したのが
総合スーパー。
色々学ばせて頂いたな~
と思います。
その頃の経験が
今の仕事に繋がって
います。
■
総合スーパー時代、
「売場のあの商品が…」
とか、
「売場のレイアウトが…」
とか、
よく言ってました。
ですので「売場」という
言葉が身に染みついています。
■
その後、
中小企業診断士の資格を
頂いてから、
「買場(かいば)」
という言葉を
ちらほら聞くように
なりました。
これは店に来店される
お客様を
主語にした言葉です。
お客様は、店に
「商品を買いに来る」
分けですから「買場」。
■
それに対して
僕が馴染みがある
「売場」という言葉は
店側が主語になっています。
「店がお客様に売る」
という訳ですね。
■
「買場」の話を聞いた時、
「う~ん、そっか…」
と一旦は納得したものの
何だか馴染めず
僕は未だに
「売場」という言葉を
使っています。
店の経営者さんや従業員さんも
「売場」という言葉を
使うわけですし…
その方が話がすんなり進む。
■
(話変わって…)
金融機関の方と話していると
「弁済」という言葉を
聞きます。
この「弁済」という言葉、
「弁済が進むと債務が消滅する」
という風に使うそうですが、
僕的には慣れない言葉で、
お金を貸した側が
「返してもらう」という
ニュアンスが含まれている
と感じてしまいます。
仮にそうだとすれば
主語はお金を貸した方。
■
一方「返済」という言葉。
これはお金を借りた側が
金融機関等にお金を
返す時に使うニュアンスを
感じます。
■
どのような言葉を使っても
良いのでしょうけど…
僕は中小企業経営者さんと
同じ目線でいたいので
「売場」「返済」
という言葉を
今後も使っていきます。
P.S.
「ヤクベン」
「ジョウヘン」
なんて言葉もここ数年で
聞くようになりました。
ちなみに…
ヤクベンは約定弁済
のことで、
取り決め通り返してもらう
こと
ジョウヘンは条件変更
のことで、
返済方法や条件を
変更すること
のようです。