弟子入りしたい最近の若者
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先日、若い方から
非常に良い刺激を
頂きました。
そのことについて
書きたいと思います。
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30歳に満たない
若い男性、
その方が
「古臭くて、今時じゃないと
思うのですが、
努力、根性、義理、忍耐って
大事だと思っています」
とか
「努力ってすぐに報われることは
ないと思っています。
やっぱり成果が出るまで
時間って必要だと思うのです」
とか
「このままだと我が国は
まずいのではないかと思っています。
もっと真剣に考えなければ…」
とおっしゃいました。
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僕は
「お若いのに…
と言っては失礼かも知れませんが
素晴らしいお考えだと思います。
どうしてそのような
お考えを持たれたのですか?」
とお聞きしました。
すると
「父母の影響とそのような本を
目にしながら育ったからかも
知れません。
しかし、自分の周りにも
似たようなことを考えている
友人はいます」
とお答えになりました。
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育ってきた家庭環境って
かくも重要なのでしょうか?
また
類は友を呼ぶ
のでしょか?
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しかし…
長期的視点を持ち、
自分を俯瞰で語れる若者。
対して50を過ぎても
ダメダメな僕。
この若者に
本気で弟子入りしたい
と思いました。
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僕はさらに続けて
「でもあなたのお仕事は
すぐに成果を求められるのでは?」
とお聞きしました。
すると
「自分の考えを上司にぶつけてみました。
それを受け上司からは
”わかった。俺がフォローするから
好きなようにやってみろ”
とおっしゃって頂きました」
とのご回答。
彼もすごいですが、
上司もカッコいいですね。
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上記の若者は
地方在住なのですが
「今自分が住んでいる地域を
魅力的にしていきたいです」
とまでおっしゃいました。
”点”や”線”でなく
”面”で考えられる人のようです。
しかも時間軸を長くとって
考えている!
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この方の場合、
ご苦労されて
今のような心境にたどり着いた
ものと推察しました。
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彼と話していて
「苦労は買ってでもしろ」
という言葉を思い出すと同時に
コンサート中に矢沢永吉さんが
放ったといわれる
「お前らが不幸なのは
不幸じゃないことだ」
との言葉を思い出しました
※ひょっとしたら矢沢さんではない
かも知れません。
僕の記憶はあやふやです。
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先人が苦労して作ったものの上で
僕たちは暮らしているのだと
思います。
そんなことを
この若者と話して考えました。