生きるってことはバクチ打ち?


「コロナ借換保証制度」が
1月10日から開始しています。

これは一定要件を満たした
中小企業者が金融機関との対話を通して
「経営行動計画書」を作成し、

また金融機関の伴走支援を受けることを
条件に借入時の信用保証料を大幅に
引き下げる制度らしいです。

内容は

融資限度額は1億円
据え置き5年
保証期間10年以内
とのこと。

売上または利益率が5%以上の減少
もしくはセーフティネット4号または
5号の認定要件を満たした先が
対象となるよう…

詳しくは「コロナ借換保証制度」で
ググってみてください。


今回の「コロナ借換保証制度」

「ゼロゼロ融資」のように
簡単に使える制度ではないように
思います。

金融機関による選別が
入るかも知れません。

こう言っては何ですが、

忙しい金融機関の人にとっては
面倒この上ない制度のように
見えますし…


思い起こせば

2009年リーマンショックを
経て出来た
「中小企業金融円滑化法」

これに対しては未だ様々な
意見があるようです。

その後も、

色々な制度が出来ては消え
出来ては消え…

なのですね…

う~ん。


さて、さて、

2023年になっても

コロナによる死者数は多く
物価高もおさまらないようです。

先行きが見通せません。


そんな状況ではあるものの

僕は僕の仕事として

クライアントさんの
今後3年分の数値計画および返済計画
なんぞを作るお手伝いをしています。

でも…

どの先も3年後なんて
見通せるはずがありません。

3か月後の売上や経費だって
「よくわからん」というのが
実際のところです。


おそらくですが

お金を貸している
(または貸そうと思っている)
金融機関さんも

3年後の数値計画なんて
ぶっちゃけ
信じてないのかも知れませんね。


そうであるなら

(信用保証制度というものが
あるとはいえ)

中小企業者を信用して
(長期で)お金を貸してくれる
金融機関って

スゴイと思います。

いくら目利き力がある
と言われる
金融パーソンだって

過去の決算書を手に入れ
事業計画書を見ても

「やっぱり
将来のことはわからん」
と思うのではないかと
思うのです。

それでも

返ってこないかも知れない
と思いながら
お金を貸す金融業という
お仕事、

考えれば考えるほど
スゴイとしか言えません。


とりあえず、ここでは、
担保や保証など保全の話は
棚の上に乗せておきますね。


が…

改めて考えてみると

人を信頼して対価を得るのが
仕事だと思うので、

みんな
「将来のことはわからん」
と思いながらも

人を信頼し
商売を続けている

ってことですよね。


であるなら

皆さん「バクチ打ち」?

勝敗が見えないゲームの
参加者ってことですよね。


ゲームって
そもそも勝敗が見えないから
楽しいのかも知れませんが…


そんなことを考えながら
エクセルに向かって格闘する
僕の頭の中は

昔流行った
南佳孝さんの
「スローなブギにしてくれ」
という歌の歌詞

「人生はゲーム
誰もが自分を
愛してるだけの
悲しいゲームさ」

「人生はゲーム
互いの傷を
慰め合えれば
答えはいらない」

がグルグル回っています。

P.S.

そうか…

誰もが自分を愛しているだけなのか…

互いの傷を慰めあえればいいのか…

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