空、雨、傘で考えたい


日本の多くの地域(街)が
そうかも知れません…


郊外に幹線道路が出来る

  ↓

幹線道路沿いに
大型ショッピングセンター
が進出する
(黒船来航的インパクトを
当該地域にもたらす)

  ↓

黒船の周りに
全国チェーンの
回転すし店や衣料品店、
家電量販店などが
林立し始める

  ↓

一方、駅前や
旧中心商店街が
寂しくなる

  ↓

駅前や旧中心商店街の
再開発機運が高まり
再開発が始まる

  ↓

駅前や旧中心商店街は
道路が拡幅され
歩きやすくなるが、
同時に無機質な街となり
(歩いていて楽しい街
と言えなくなり)
人通りが激減する

  ↓

駅前や旧中心商店街の
個人商店は売上が激減し
シャッターを
降ろしたままとなる
(つまり閉店)


上記ような構図は
全国各地で見てきたような
気がします。

寂しくなった
駅前や旧中心商店街の
店舗にお邪魔し、

実情を把握する機会も
ありますが、
なかなかに打つ手が
限られてきているのが
実態です。

こうなることが
予想できなかったのか?


さて、さて…

マッキンゼーという
コンサルティング会社があります。

マッキンゼーが提唱した
【空、雨、傘】
という問題解決の型が
あります。

これは
【事実⇒解釈・判断⇒打ち手】
という流れで問題を解決することを
意味しているようです。

具体的には
①空を見ると曇ってきた【事実】
②雨が降りそうだ【解釈・判断】
③傘を持っていこう【打ち手】
ということです。


こうした場合
【打ち手】はそれぞれが
置かれた立場によって
変わってくるかと思います。

例えば、

「外に出ないようにしよう」
とか

「車に乗って屋根のある場所
だけに行こう」
とか

「傘でなくカッパで行こう」
などなど…


しかし

【事実】は
目の前の出来事から
目をそらさずいると
どのような人でも
把握・確認が可能な
はずです。

【解釈・判断】は
人により変わってきそうです。
それまでの経験や
持っている知識、
および性格で違いが出る
ように思います。


以前、お伺いした
中心市街地の商業者は

【事実】は
把握・確認していたものの、

改めて【事実】を
意識の上に乗せることなく
(今後を考えることなく)
時間だけが過ぎていった…

ようです。


それじゃいけないの
でしょうが、

その気持ち、
痛いほどわかるな~

と思います。

しかし、
過去の延長線上に
未来を築くことは難しい

そんな時代であることを認識し

【事実⇒解釈・判断⇒打ち手】

を考えていかねばと
思っています。

P.S.
先日、嫁の怒りを買いました。

嫁の留守中、
暑いので窓を開けました。

その時、窓際に
花があるのは認識していました。

が風が吹いた時
カーテンが舞って
花を倒し

机の上や床を
水浸しにすることは
僕の意識に上らなかった。

しかし現実は、
ご期待通りというか

風が吹き⇒花が倒れ⇒びしゃびしゃ

になりました。

そして僕が怒られるの巻き。
しょぼん。

空、雨、傘が全然できとらん!

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