ボタンの掛け違いに気づけていない場合は一旦過去に戻る!
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自宅にて
急いで出かけようと
準備をしている時、
シャツのボタンを
何度か掛け違えたことが
あります。
僕はシャツを着る時
下側から
ボタンをかけ始めるので
首の近くまで来たら
「あれ、違う」
と気づいてしまう…
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ボタンの掛け違いに
気づいたら、
せっかくはめたボタンを
一度全て外し、
改めてボタンを掛け直す
必要がありますよね。
そんな時は
「あー、急いでいるのにー!
時間がな~い!!!」
と叫びたくなるけど
ボタンを掛け違えたのは自分。
面倒だけど
しょうがないです(涙)
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さて、さて…
同族の事業承継は
多くの場合、家族間で
バトンをつなぎます。
バトンつなぎを円滑に行うには
事前の話し合いが欠かせません。
事前の話し合いでは
「ボタンを掛け違えてない」
と思っていたのかも知れませんが…
途中で、
ふと、
どなたかが
ボタンの掛け違いを
していたことに気づいて
しまう
すると話し合いを最初から
やり直すこととなります。
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例えば、
後継者が、ふと
「何となく…
これまで自分が継がなきゃいけない
と思ってきたけど…
そんなこと誰にも言う権利は
ないと思うんだよね!
継ぐか継がないは自分の意思で
決めて良いんだよね?」
と発言したとします。
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それまでは
その後継者が会社を継ぐことを
前提として
「家族・親族のお気持ちを整理し、
将来に続く事業にするには
どうすれば良いか」
を話し合っていたとしても…
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一旦ボタンの掛け違いに
気づいた時は
スタート地点に戻り
後継者のお気持ちを
確認しなければいけません。
それには
結構な過去
(後継者が幼少の頃あるいは
ものごころついた頃)
までさかのぼる必要が
あるかも知れません。
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何十年も前に抱いた
【違和感】を放置し
今日まで来てしまった。
しかし今頃になって
ボタンの掛け違いに気づいてしまった
なんてことは
実はよくあることかも知れません。
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仮に
心の奥底では気づいていた
【ボタンの掛け違え】
を放置して
事業承継してしまうと
いつの日か、
気持ちが持たなくなり
爆発してしまうこともあります。
それを避けるためにも
「一旦、気が済むまで過去に戻って
それから現在までの足跡をたどってみる」
ことが必要だと思います。
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「過去をトレースする」ことは
ご本人のことを
自分目線でなく本人目線で知る
絶好のチャンスだと思います。
※トレースとは
「追跡する、足跡をたどる、引き返す」
という意味
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「過去をトレース」する際は
時系列となるはずです。
トレースする際、
時々の本人の年齢やご両親
ご兄弟の年齢のほか、
事業の売上や従業員数、拠点数、
それに経済成長率なども
分かると良いかも知れません。
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世の中の動きや
自社の業績、
社会環境によって
人間は影響を受けているはずなので…