結果責任は誰が持つのか?


昔の
ライザップさんのCMで
インパクトのあるフレーズ
がありました。

それは
「結果にコミットする」
というフレーズ。


コミットとは
「委託する、約束する、引き受ける」
という意味。

一般的には
「結果を約束する」
といった意味合いで
使われているよう。


ライザップさんのCMの
「結果にコミットする」
というフレーズは

【誰が、誰に発した言葉か?
また何の課題に対し
いつまでに結果を出すことを
コミットしたのか?】

がわかりません。

う~ん、気になる~!!!


ライザップさんの場合、

お客様が望む体形になれば
そりゃー嬉しいわけですよ。

なぜなら

まずは
そのお客様に喜んで頂けるし、

お客様を望む体形にするため
サポートした従業員さんの
モチベーションは高まるし、

望む体形になった人が
増えれば増えるほど
口コミ効果等で
新規顧客も増えるはずだから…


この

「結果にコミットする」
というフレーズ。

仮に

「ライザップさんが
3か月以内に
お客様が望む体形になることを
お約束します」

という意味だと
お客様の側からすれば
スッキリします。

集客も容易になるでしょう。

が、3か月後、

「望み通りの体形に
ならなかったじゃない(怒」

などとお客様から言われて、
責任問題が発生しそう。


お客様が望む体形になるには
お客様に普段の生活を
変えて頂く必要もあるはず。

そこの辺りが不明確なまま

「大丈夫です。
必ず望む体形になります」
と言ったとしたら…

訴訟に発展しそうな気もします。

(知らんけど)


(話変わって…)

ある社長が

「当社に勤めている従業員は
いずれ当社を辞めるだろう…

今はそんな時代だからね。

しかし、当社を辞めて
次の会社に移った時

"さすが○○(←当社名)に
勤めていた人ですね"
と言ってもらえると
私としても嬉しいじゃないですか。

そのために従業員教育に力を入れ
従業員たちがどこに転職しても
通用するように育てるのが
私の務めです」

とおっしゃいました。


素晴らしい考え方だと思います。

この社長は
コミットする訳ではなく

どこに行っても通用する人間に
なるよう教育するのが
「私の務め」と
表現されています。

その言い方が心地良い!!!

おそらく

そんな社長のお気持ちを
察した従業員さんは

「社長のために頑張ろう!」
と思って、
当社を辞めないのではないかと
思うのです。


これまで記してきた構図は
色々な場面でも起こっていそう。

「親と幼児」
にも

「上司と部下」
にも

「学校の先生と生徒」
にも

「塾の先生と生徒」
にも

「医者と患者」
にも

「コンサルとクライアント」
にも…

これらの関係は
【コミット】ではなく
【務め】が良さそう。


すなわち
何かをしてあげる側が
対象とする人に対し

「将来が良くなるように
自分なりに務める」

というカンジが
良いのではなかろうか…

と僕は思っています。

P.S.

思いが強すぎると
肩に力が入り
望まぬ結果を招いてしまう。

かといって

結果責任については何も考えず
接したとしても
うまく行く気がしない。

この辺り
正直、ムチャクチャ悩ましい

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