募金をするなら…
■
僕は、ガキの頃から
すっとこどっこい野郎です。
・中学の時、技術家庭科教室
にあった模型を壊してしまう
・いじめられた友達に対し
見て見ぬふりをする
・担任の先生に反発する
などは日常茶飯事。
その上
親不孝を散々繰り返してきました。
そんなこともあり
今さらですが罪滅ぼしをせねば…
と思っています。
■
(時計の針を巻き戻します)
2011年の初夏、
神奈川県にある
私鉄の駅を降りた僕は
足早に目的地に向かって
歩き始めました。
すると、駅のロータリーを
超えるか、超えないかの辺りで
右斜め後ろから
「東日本大震災の募金をお願いします」
と声をかけられました。
振り向くと小学生くらいの男の子が
立っていました。
そしてその男の子の1メートル後方には
首から募金箱を下げたお母さんらしき
人がいました。
紙の募金箱には
「東日本大震災募金」
と手書きで書かれていました。
■
僕は、瞬時に、
「この親子(?)何だか怪しい。
改札から離れたところで
募金活動している」
また
「2人だけで募金をお願いしている。
服装も何だか、また顔つきも何だか…」
と思いました。
それで、その男の子に
「ごめんね。さっき
他のところで募金してきたから」
と伝え、再び歩き出しました。
すると、背後で
「くそっ」という小さな声が聞こえました。
少しばかり振り向くと、
男の子と母親は文句を言っているようでした。
■
その親子らしき2人が
善意で募金活動をしていたかどうか
僕にはわかりませんが…
混乱に乗じ詐欺をする人も
出てきているようです。
すっとこどっこい野郎の僕が
いうのも変ですが…
人の善意を踏みにじる人が
世の中にはいるようです。
募金は
被災した方にちゃんと届かないと
意味はありません。
■
しかし
別に募金をしなければならない
ことはないと思います。
それぞれのスタンスで
良いかと思います。
被災された方が一刻も早く
平穏な気持ちで過ごせるように
なれば良いな~
と願うだけでも良いと思います。
また募金されるにしても
額ではないと思います。
ただ募金するならちゃんとした
所で募金しないと
その善意が無になるのは
勿体ないと思うのです。
■
僕は、
中間に出来るだけ人が介在せず
ちゃんと被災地に届けてくれるのは
どこかな~と考え、
石川県の東京事務所に
募金に行ってきました。
千代田区河和田町平河町2−6−3
当道府県会館14階
にある石川県の事務所は
大きく募金箱を設置している訳では
なかったです。
■
事務所内をのぞき込んで
「募金したいのですが…」
と言うと、近くにいた女性が
お礼の言葉と共に募金箱の場所を
教えてくださいました。
領収書も出して下さるようです。
「領収書要りますか?」
と聞かれましたから。
何かのご参考になれば…
P.S.
東京都庁も募金箱を
設置してくれたようです。