引き際の美学
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最近、年長者(先輩方)と
話をする機会を頂いています。
コロナが明けて、
忘年会シーズンが到来。
普段接しない方と
お会いする機会が増えていることが
関係しているかも知れません。
(↑飲んでばっかりじゃん。笑)
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先輩方のお話を聞き、僕は
「今後どのように生きるべきか」
を考え、
そしてあることを思い出します。
それは…
ある経営者さんの事です。
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その方は、事業を息子に譲り
(事業承継を果たし)
これまでお世話になってきた
地元企業をサポートする会社を
新しく立ち上げました。
それも
自分の創業期を支えてくれた
古参社員を引き連れて…
※古参社員を引き連れて
新しく会社を立ち上げたのは
後継者(自分の子息)の
ことを思って…
であることは想像に難くないです。
後継者がやりやすい様に
社内の環境を整えたのです。
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その経営者さんは
ずっと
・うまく子息につなぐこと
・引退後の生きがい
を考えていらっしゃったに
違いありません。
素晴らしい考えだと思います。
(確かに人間的にも
とても素晴らしい方でした)
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(話変わって…)
先日、
同業の先輩方と飲みました。
その中には
もうすっかり
中小企業診断士稼業は
辞めて、地域ボランティアに
勤しんでいる方もいらっしゃいました。
その方は
「次はこれしなきゃ、
あれもしとかなきゃ…
とせわしく考えることはなくなり、
地域の皆さんが優しい気持ちで
生活できるには何をすれば良いかな~
と考えながら
地域の子供たちと遊んでいるだけ」
と笑いながらおっしゃっていました。
また
「自分が贅沢せずに食っていくくらいは
何とかなるからね」
とも…
羨ましい!!!
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また
ある先輩が他の先輩に
「ところで○○さんは
連れ合いをなくして
寂しくないの?」
と聞いていました。
すると○○さんは
「仕事があるから大丈夫。
この歳で仕事があるのは
ありがたいと思うわ~」
とおっしゃっていました。
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いくつになっても、
やることがある
(考えることがある)
のは幸せなことだと思います。
身体を動かし
頭を動かし
社会とつながって生活できる
ことは幸せ以外の何物でもない
と僕も思います。
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細い生活でも良い、
社会とつながり
他人に貢献しながら
楽しく生きていければ良いな~
と心から思います。
P.S.
半面
時々、いらっしゃいます。
「自分は死なない」
と思っていらっしゃるような
経営者さん。
または
今の地位、
現状にしがみついている
経営者さん。
色々な先輩方を見て思います。
次の世代のことを考え
老害と言われないような
生き方を今から設計しておかないと
時間はすぐに過ぎ去っていく
と…
歳を重ねると
頑固になったり
昔の事ばかり言うのは
なんででしょうね?