後継者は早いうちに痛い目にあっておけ!
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「仕事にまい進して、
プライベートをおざなりにする。
そんな時期もある」
それが経営者だと思います。
おざなりにされた場合、
家族など周囲の人の気持ちは
だんだんと経営者から
離れていくものだと思います。
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しかし、これは、
どうしようもないこと
かも知れません。
何とかして
仕事を続けていかないと
自分の生活、家族の生活が
維持できなく
なってしまいますから。
それゆえ
経営者は
24時間仕事のことを
考えてしまう訳でしょう。
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仕事に集中していると
ある時期にある一点を越えます。
すると…
辛かった仕事が
がぜん楽しくなってきます。
仕事が快楽と
直列で繋がる瞬間かも
知れませんね。
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そんな時はきっと
次々とアイデアが
湧き出てきて、
脳内ではドーパミン、
プッシュー!
プッシュー!
プッシュー!
の状態なのでしょう。
アイデアを試さずには
いられない!!!
そんな気持ちに
なってしまいます。
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しかし
「仕事の歯車がうまく回り始めると
他の何かを失い始めている」
そんな可能性を疑ってみることが
必要かもしれません。
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仕事がうまくいき
表面上では問題のない生活を
送っていても、
経営者本人や周囲の人の
心の中や体の中では
何らかの葛藤・不具合が
起こっており、
それがくすぶっている
なんてことが往々にして
起こります。
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それにいち早く気づいて
消火できれば
大火にならないはずです。
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若い後継者に
そのような話をしても
「目の前のやるべきことを
何とかこなしていかなければ…」
とか
「とにかく前に進むだけ」
などと
頑なに猪突猛進の姿勢を堅持する
人が多いと思います。
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確かにそうなるかと思います。
後継者としては
次々迫りくる課題に対し
対応することで精一杯!
なはず。
そんな時、
「経営と身体について」
とか
「人生には色々な地雷が
埋め込まれているようだ」
などと言っても
そこまで考えが至らない、
腹の底から納得できない、
のでしょうね。
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でもな~
猪突猛進した後
自分や周囲の人の
体や精神を痛めつけて
しまっていたと気づいても
後の祭りだと思うのです。
一度失った健康は
なかなか完治しないのですよ。
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黄色信号(アラート)を
感じた時は、
昔から仲の良い
言いにくいことでも言ってくれる
友人の力を借りましょう。
自分の耳に痛いことを
バシバシ言われると
腹が立たないわけないのですが、
それでもそのような人の
言葉にあえて耳を傾けよう!
P.S.
言いにくいこと
を言ってくれる人は
本当に貴重!
器の小さい僕は
すぐに腹を立ててしまいますが、
そのありがたさを認識しておかないと
罰が当たりますね。