経営者の究極の悩みとは
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経営者の究極の悩みって
何なのでしょうね?
僕は
「お金のこと」
と
「人に関すること」
の2つではないかと
思っています。
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「売上が減っている」
とか
「商品メニューが少ない」
とか
「売場レイアウトが変」
とか
「作業効率が悪い」
とか
「高齢化が進んでいる」
とか
「競合他社が台頭している」
などと言ったことも
経営者のお悩みだと
思いますが、
やはり究極的には
「お金」と「人」
ではないかと
思うのです。
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考えてみれば
人が人のために
行っているのが
仕事で、
仕事によってお金を
頂戴するのですから
やっぱり
そうなる気がする…
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さて、さて
バランススコアカード
というものがあります。
これは事業を
【財務の視点】
【お客様の視点】
【業務プロセスの視点】
【人事・組織・学習の視点】
という4つの視点に分けます。
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上記4つの視点を
下の方から順番に、
かつ簡単に考えていきます。
?
何らかをきっかけに
従業員の意識が変わります。
【人事・組織・学習の視点】
?従業員の意識が変われば
仕事のやり方が変わってきます。
【業務プロセスの視点】
?
仕事のやり方が変われば
お客様が当社を好きに
なってくれます。
【お客様の視点】
?
お客様が当社を好きに
なってくれれば
財務状況が改善されます。
【財務の視点】
という具合に4つの視点が
繋がっていきます。
その繋がりを図にしたのが
バランススコアカードです。
※本当は
KGIとか
KPIなんてものを
設定して
ウンタラ、カンタラして
業績を評価し、
あーやって、こーやるのが
バランススコアカードの
正しい使い方のようですが
頭の悪い僕は
難しいことを華麗に
スルーさせて頂きます笑
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「企業は人なり」
とは良く言ったもので
やっぱり
?人の意識が変われば
?仕事のやり方が変わり
?仕事のやり方が変われば
お客様の満足感が高まり
?お客様の満足感が高まれば
財務状況も良くなる
って訳ですね。
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ということで
究極のお悩みは
バランスコアカードの
一番上の「お金」
と一番下の「人」
に関することだと
僕は思っています。
このように
使えば使うほど
バランススコアカード
は面白いのです。
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しかし実務では
経営者は
バランススコアカードの
一番下の
「人に関するお悩み」
を言い出しにくいものと
想像します。
組織改革や
人事評価制度の刷新
というご相談を受けることも
たまにありますが…
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経営者が
人に関するお悩みを一旦口にすると
それが悪口に取られてしまう
可能性もあります。
また
「人の口に戸は立てられぬ」
ということを
これまでの経営で嫌というほど
身に染みてわかっていらしゃり
「人に関するお悩み」
を外部の人に相談しにくいのかも
知れません。
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その他では…
おそらく、
経営者は
「従業員をちゃんと理解し
管理できないのは自分のせい」
と思っているからでは
ないかとも思うのです。
だから従業員のことで
相談すると、
それは自分の力不足を
認めることとなってしまう
と(無意識に)
考えらえている
のではないでしょうか?
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これが日本の9割以上を占める
同族企業になると
「人や組織の不平不満を話し出すと
巡り巡って
自分の家族仲の悪さを
他人に伝えてしまう
ことに繋がりかねない」
とも思われるのではないでしょうか。
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しかし、売上・利益が落ち
組織内がガタガタしてくると
自分を含めたご家族の恥部を
他人に相談しなくてはいけなくなる
ケースがあるはずです。
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同族企業の事業承継の
相談って
このようなメカニズムが
あるので
表面に出てきにくいのだと
思っています。
その辺りの経営者が
抱く機微を
感じ取り理解できないと
同族の事業承継サポートって
出来ないのかも知れませんね。
う〜ん、難しい!
精進、精進…