自分の思考の癖を知る努力
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誰だって「思考する際の癖」
って持っているのかも知れません。
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僕には無茶苦茶あります。
・人と話して盛り上がっている時は
「簡単にできるだろうな~」
と思うのだけど、
一人になってよくよく考えて見ると
「これはムリじゃん」
とすぐに諦めてしまう。
・最初に抱いた仮説に固執してしまう。
・事実を見ることなく、
また裏どりをすることなく
「これが原因だ!」
と短絡的に思ってしまう。
・功成り名遂げた人が
ピンチを脱した話を見聞きし、
能力や気力は全然違うのに
安易に自分に重ねてしまう。
・長期的にものごとを考えず
目先の利益
(期間限定セールなど)
につられ
つい要らぬモノを買ってしまう。
・初めてお会いした人に対して
安易に「○○タイプな人」と
決めつけてしまう。
・僕のお話をお聞きくださる人は
僕が話すことくらいご存じだろうと思ってしまう。
・やらなきゃいけないことはわかっているのに、
ついつい先送りしてしまう。
などなど…
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ここまで書いて、
「あ~、我ながら嫌になる」
と思うのですが、
どうやらこの現象は
僕だけではないということが
最近わかってきました。
人は誰でもこのような思考に
陥るようです。
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さて、さて、話変わって…
ある場所にて
人前で発表する機会を頂きました。
色々考えて
「思考の穴」アン・−キョン著
という本について発表しました。
なぜこの本について
発表しようと思ったかというと
・僕にとっては理解が困難な
他者の考えを聞く機会が増えた
・とはいえ僕にも
他者が理解に苦しむであろう考え方がある。
そのことを自覚している
からです。
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この本は8章構成です。
第一章
流暢性の魔力
~人はすぐ「これは簡単」と思ってしまう~
第二章
確証バイアスで思い込む
~賢い人が自信満々にずれていく~
第三章
原因はこれだ
~関係ないことに罪を着せてしまう~
第四章
危険なエピソード
~「こんなことがあった」の悪魔的な説得力~
第五章
損したくないで間違える
~「失う恐怖」から脱するには?~
第六章
脳が勝手に解釈する
~なぜか「そのまま」受け取れない~
第七章
知識は呪う
~「自分が知っていること」はみんなの常識?~
第八章
わかっているのに我慢できない
~人はどうしても不合理に行動する~
です。
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本の構成を見ただけで
「ありゃりゃー」
と思った方もいるのでは…
ちなみに僕は、これを見た時、
穴があったら入りたくなりました。
身に覚えがあり過ぎだからです(汗)
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ちなみに…
上記に記されたようなことを
取り除くことはほぼ不可能
だそうです。
なぜなら
「人間の脳には
これら思考の穴は刻んであるから」
的なことが記されていました。
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であるなら
時に立ち止まり
「今の思考はどういう状態か」
を自問自答すべきかも知れませんね。
自問自答することにより
他者との摩擦を軽減できるのではないか
とも思うのです。
皆さまはどうお考えでしょうか?
(思考の穴にはまって
やらかしてしまい、
反省ばかりしている僕。
トホホ…)