頂く料金と、かかるコスト、それに貢献意欲
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物販とは違い
サービス業を営む
経営者さんと
話していて
いつも
「難しいな~」
と思うのは、
ズバリ値付けです。
サービス業の多くは
値付けの基準がありそうで
ないからです。
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高くすれば
売れなくなる
お客様が競合に逃げる
けれども
安くすれば
こちらが疲弊する
クレームが増えることもある
など一長一短です。
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値付けに関しては、
【どういう商売をしたいか】
をまず考えるのが先決だと
思います。
違う表現をすれば
①誰に対し
②どんな商品・サービスを
③どのような独自能力で
提供していくか
をまずは
はっきりさせることが
重要と思います。
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これをもっと
究極的な表現にするなら
お客様にとっての
『価値』って何?
だと思います。
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お客様にとっての
『価値』を
明確にした上で
次に考えるべきは
理想とするお客様に
価値を提供するための
自社のコスト並びに
貢献意欲だと思うのです。
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自社のコストが高ければ
価格を上げざるを得ない。
だけれど実際には
「お客様に申し訳なくて
価格を上げられない」
とおっしゃる経営者さんも
多くいらっしゃいます。
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そこで考えるべきは
お客様への貢献を
どのように考えるか
ということ。
価格は高いけれど
お値段以上の無形のサービスが
あればお客様への価値は
は上げられると思います。
この場合、
上記の無形サービスは
お客様のことを思っていること
(=貢献意欲)
に他ならないと思うのです。
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【頂く料金と、かかるコスト、
それに貢献意欲】
これらを総合的に考え
値付けするしかないと
思います。
最後に…
稲盛和夫さんの
「値決めは経営」
より引用させて頂きます。
↓ ↓ ↓
経営の死命を制するのは値決めです。
値決めに当たっては、
利幅を少なくして大量に売るのか、
それとも少量であっても
利幅を多くとるのか、
その価格決定は無段階で
いくらでもあると言えます。
どれほどの利幅を取ったときに、
どれだけの量が売れるのか、
またどれだけ
の利益が出るのかということを
予測するのは非常に難しいことですが、
自分の製品の価値を
正確に認識したうえで、
量と利幅との積が極大値になる
一点を求めることです。
(稲盛和夫HPより)
↑ ↑ ↑
ホント値決めは経営だと思います。
バランスを取ることって
難しい…
P.S.
僕も
収益と健康と家族と仲間と
自分のやりたいことと
多少なり持っている
世の中への貢献意欲
それらのバランスを取るのに
苦労しています。
本当に難しい問題ですね。