鍼灸院で実感。売ることの大切さ


僕は「売ること」が
出来ないというか…

正直苦手です。

総合スーパー時代は
ご来店頂いたお客様に
「販売」はしていましたが、

こちらから
積極的にアプローチして
「売る」ということは
してきませんでした。

また俗にいう営業の経験も
ありません。


さて、さて、

(以前書きましたが)

左腕が後ろに回らず
ウンP-が拭けなくなりました。

そこで
あんまさんに行き
ほぐしてもらったものの、

結局のところ
それは対処療法。

数日すると腕に痛みが走り
カバンを持つことさえ
辛くなりました。

そこで健康保険が使える
鍼灸院に行ってみました。


はじめていく鍼灸院では
色々な質問をされました。

そして最終的には自費診療の
高額商品を買ってしまいました。

何だかその流れが
見事だと思ったので、
以下に要点のみ
記述させて頂きます。


①質問をして相手の
状況やニーズを引き出す

②紙に体の図を書きながら説明する
(=同時に自分たちの権威性も示す)

③自分で腕を回したり
ほぐしたりしても
治らないことを
理由付きで説明する

④そのため当院に通った方が
良いと提案する。
それも初めは週に3回通った
方が良い等、具体的に…

⑤自費診療に関しては
少しお安くなる回数券および
定期券があることを示す
(鍼灸院としては先に
代金を頂くのでCF的にはgood)

⑥かなり高額と思われる
自費診療を薦めてくるのですが
「症状が良くなる」
とは絶対に言わない

⑦僕に刺さる言葉
「習慣を直す」という言葉を
何度か使用する
(「習慣を直す」と聞いた時の
僕の表情の変化を
しっかり見ていたのかな~?)

⑧ちょっと施術して
その効果を都度確認させ
安心感を持たせる

⑨施術中もしくは施術後
次に来院する予定を
必ず確認する

⑩施術者と会計の人が
別の場合、
からなず施術後の
効果(感想)を聞く

⑪初来院した時のアンケートの他、
会話の中でも
「交通事故にあった方など
知り合いがいたら
当院のことを紹介して下さい」
と言ってくる。

⑫何度か通っていると
「次は猫背矯正をしてみましょうか。
1200円かかりますけど」
と言って、次々売り込んでくる。


⑫について補足です。

この言い方だと断れない人が
多いのではないかと思います。

僕だと

「1200円かかりますけど
猫背矯正というメニューもあります。
どうしますか?」
と聞くと思うのですが、

「猫背矯正してみましょうか」
の後に
「1200円かかりますけど」
と言ってきます。

今、改めて思ったのですが

「猫背矯正してみましょうか」
は疑問形ではなかったように思います。

何だか、

売り方がとてもうまいな~と
感心してしまいます。


ひょっとしたら
優秀なコンサルが付いてて
何度も売り込みのロールプレイング
をしているのかも知れませんね?


(話変わって…)

以前、某大手企業で
営業職についていた診断士と
仕事をした時、

「この人は売り込むのが
うまいな~」
と思ったことがあります。

それで、仕事の合間に
営業の極意を聞いてみました。


やはりというか、

お客様との会話について
何種類かのストーリーを想定し
頭の中でシミュレーションを
繰り返すそうです。

あとは

臆せず売り込めるメンタルを
涵養するみたいです。


僕に足りてないのは
「売る、営業する」
という行為。

どうしても

相手を気遣う
相手から嫌われたくない
断られた時のダメージを計算する

などしてしまう。


士業は営業が下手

と言われますが、
僕もまさにそう

と思わずにはいられません。

苦手を克服しなければ…

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