自分流を貫く


近所にあるラーメン屋さん。

○○○系ラーメンで
こってりスープと
太麺が癖になります。

僕は「野菜とニンニク増し」で
食べるのがお気に入り!


しかし、このラーメン屋さん、
余り通ってません。

油等が重たいラーメン!です。

齢(よわい)56ということもあり
身体をいたわっている

という僕の個人的事情もありますが、

それより何よりイマイチ接客が…


このラーメン屋さん
1人で経営されているのですが、

入店しても
「いらっしゃいませ」
の一言もないのです。

席についたお客様は
自動券売機で買った食券を
カウンターの上に出します。

すると店主は
何も言わず近寄ってきて、
こちらから好みを言うのを
黙って待っているだけ。

余りに沈黙が続くと
「何かお好みは?」
と小声でたずねられます。

そこで
こちらが好みを言います。

僕の場合だと
「野菜とニンニク増しでお願いします」
です。

しかし「わかりました」などの
返答もなく、
店主は黙って厨房に向かいます。

(笑うしかない!)


好みというのは

「野菜の量、油の量、ニンニクの量」
をお客様が指定できるのですが、

そのこと。

ちなみに…
野菜、油、ニンニクの量を変えても
値段は変わりません。


ラーメンが出来ても、店主は
無言でカウンターに置くだけ。

僕はラーメンが出てきて
「ありがとうございます!」
と言うのですが、

想像通りやはり店主に無視され
彼は厨房に向かわれます。

食べ終わって、こちらが
「ごちそうさまでした」
と言っても、

何も返事はなし。


なかなか
自分を通していらっしゃる(笑)

あまり人とコミュニケーションを
取ることが好きではない。

そんな方に見受けられます。


ラーメンは美味しいけど、
この店早々に閉店するだろうな

と思っていましたが
未だ健在です。

素晴らしい!


先日、久しぶりにこのラーメン店
に行ってきました。

これまでは
例えば
「ラーメン」という食券を買って、

席に着いてから食券をカウンターに置き

「野菜とニンニク増しでお願いします」
と店主に伝えていたのですが、

先日は
「ラーメン+野菜増し+ニンニク増し」
で食券が買えるようになっていました。

ということで
晴れて

この余り人としゃべりたくなり店主は
誰とも話す必要がなくなりました。

めでたしめでたし、です。


この店主の場合、

「お客様としゃべらない」
と決めて、オペレーションの見直しを
図ったものと思います。

今の時代、
なかなかに勇気のいる決断
だとは思いますが
ご本人的には満足なのでしょう。


自分流を貫くと
嫌な思いをすることなく
自己肯定感が上がるようにも
思います。

もし自分流を貫き
売上が下がったとしても
それはその人の責任。

であるなら

そんな生き方もありだと
ラーメンを食べながら思いましたとさ。

P.S.

「頑固」と「ポリシーを曲げない」
の違いって何でしょうか?

考えれば考えるほど
わからなくなってきます。

上記の場合、
多くのお客様は店主のことを
わかって店に行っているし、

店は何とか生き延びているので

それはそれで良いのでしょうね。

ごちそうさまでした!

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