中小企業診断士として抑えておくべきことを場末の飲み屋で学ぶ


この頃つくづく思います。

「僕の仕事、
波乱万丈な方々の人生を
知っておいた方がきっとうまくいく」

と…


何だか思うのです。

財務諸表を見せて頂き、

「○○比率がどうのこうの」
とか

「前年に比べ○○費がどうのこうの」
とか…

あるいは

「◎◎戦略の観点から言うと…」
とか

「バズらせるためには
○○というSNSを使って…」
とか

「御社の組織では
指揮命令系統が…」

なんてことを言う前に

目の前の人
(僕の場合、多くは経営者)
の人生を知る方が先ではないかと…


(話変わって…)

以前、

先輩コンサルさんと一緒に
偶然見つけた
場末のバーに入りました。

新宿には歌舞伎町という
巨大な歓楽街がありますが、
その歌舞伎町からかなり離れた
場所にあるバーで、
そこは初めて入った店です。

恐る恐るドアを開けると、
刺青をした40歳くらいの
店主が迎えて下さいました。


その時思いました。

僕の推測ではありますが、

・店内を覗き見ることができない
バーに入っていく勇気がない

・なかなかに派手なタトゥー
&ベロピアスの店主に引いてしまう

方も多いのではと…

しかし僕たちは、普通に、
カウンターで飲みながら
その店主と話をしました。

ちなみにその時
お客様は僕たちしかいませんでした。


話しの内容は
余りにも衝撃的だったので
詳述できませんが、

その店主(以下、Aさん)は
中学卒業後、
九州からミュージシャンを目指して
大阪に出たそうです。

その際、親と大喧嘩したそうです。

親は3代続いている家業を
継いで欲しかったそうですが

普段からAさんとご両親は
激しい喧嘩ばかりしており
お互いの意志を確認しあうことは
なかったそうです。


大阪では飲み屋でアルバイトを
しながらオーディションを
受け続けたそうです。

18の時、
大阪で知り合った彼女と
小さなアパートで
つつましやかに暮らし
始めました。

しかしその彼女が
変な男に捕まって
結局Aさんからお金を奪って
消えたそうです。


Aさんは意気消沈し、
バンド活動も辞めて…

浮浪者になり…

命の恩人に拾ってもらい…

変な事件に巻き込まれ…

流れ流れて現在新宿の外れで
バーを営んでいるそうです

(かなり端折ってます)


Aさんからは

・信じていた人(彼女)に
騙されること

・創業の苦労

・従業員に持ち逃げされること

・公園で暮らしていた時、
その辺の草を食べて生き延びたこと

・バーの経営がうまく行かなかった時
バイトを掛け持ちし、
1日4時間睡眠であったこと

・人間の非情さ

・人間の温かさ

・家族に勘当される辛さ

・田舎で長年続いた家業を継がされる子供の苦悩

・離婚

・逃げるように東京に来たこと
(恩人の多大な手助けがあり東京に出てきたそうです)

・家族との死別

・後悔

・自身の病

などについてお聞きしました。


このような内容は
中小企業診断士のテキストには
書いてないけど

事業(≒人)を見るためには
必要な知識だと思います。


そんなこともあり

地方出張の際はなるべく
チェーン店ではなく
地元の飲食店に入るように
しています。

その方が、
その地域のことが分りますし、
何よりそこの経営者や従業員の
方々を知ることが出来るからです。


世の中の法人の96%が同族企業です。

個人事業を含めると
ほとんどが同族ということになります。

そんな同族のサポートをする僕たちは

そこで働く人そのものや
それぞれの人との関係を
(家族関係含む)が
よくわかってないと
仕事が進められないと思うのです。

テキスト等には
記されていないことが超重要と思う
毎日です。

P.S.

Aさんからの学びを終えた後、

先輩コンサルさんとはしごして
その日の出来事を反芻しました。

飲んでばっかり!

【中小企業診断士として抑えておくべきことを場末の飲み屋で学ぶ】


この頃つくづく思います。

「僕の仕事、
波乱万丈な方々の人生を
知っておいた方がきっとうまくいく」

と…


何だか思うのです。

財務諸表を見せて頂き、

「○○比率がどうのこうの」
とか

「前年に比べ○○費がどうのこうの」
とか…

あるいは

「◎◎戦略の観点から言うと…」
とか

「バズらせるためには
○○というSNSを使って…」
とか

「御社の組織では
指揮命令系統が…」

なんてことを言う前に

目の前の人
(僕の場合、多くは経営者)
の人生を知る方が先ではないかと…


(話変わって…)

以前、

先輩コンサルさんと一緒に
偶然見つけた
場末のバーに入りました。

新宿には歌舞伎町という
巨大な歓楽街がありますが、
その歌舞伎町からかなり離れた
場所にあるバーで、
そこは初めて入った店です。

恐る恐るドアを開けると、
刺青をした40歳くらいの
店主が迎えて下さいました。


その時思いました。

僕の推測ではありますが、

・店内を覗き見ることができない
バーに入っていく勇気がない

・なかなかに派手なタトゥー
&ベロピアスの店主に引いてしまう

方も多いのではと…

しかし僕たちは、普通に、
カウンターで飲みながら
その店主と話をしました。

ちなみにその時
お客様は僕たちしかいませんでした。


話しの内容は
余りにも衝撃的だったので
詳述できませんが、

その店主(以下、Aさん)は
中学卒業後、
九州からミュージシャンを目指して
大阪に出たそうです。

その際、親と大喧嘩したそうです。

親は3代続いている家業を
継いで欲しかったそうですが

普段からAさんとご両親は
激しい喧嘩ばかりしており
お互いの意志を確認しあうことは
なかったそうです。


大阪では飲み屋でアルバイトを
しながらオーディションを
受け続けたそうです。

18の時、
大阪で知り合った彼女と
小さなアパートで
つつましやかに暮らし
始めました。

しかしその彼女が
変な男に捕まって
結局Aさんからお金を奪って
消えたそうです。


Aさんは意気消沈し、
バンド活動も辞めて…

浮浪者になり…

命の恩人に拾ってもらい…

変な事件に巻き込まれ…

流れ流れて現在新宿の外れで
バーを営んでいるそうです

(かなり端折ってます)


Aさんからは

・信じていた人(彼女)に
騙されること

・創業の苦労

・従業員に持ち逃げされること

・公園で暮らしていた時、
その辺の草を食べて生き延びたこと

・バーの経営がうまく行かなかった時
バイトを掛け持ちし、
1日4時間睡眠であったこと

・人間の非情さ

・人間の温かさ

・家族に勘当される辛さ

・田舎で長年続いた家業を継がされる子供の苦悩

・離婚

・逃げるように東京に来たこと
(恩人の多大な手助けがあり東京に出てきたそうです)

・家族との死別

・後悔

・自身の病

などについてお聞きしました。


このような内容は
中小企業診断士のテキストには
書いてないけど

事業(≒人)を見るためには
必要な知識だと思います。


そんなこともあり

地方出張の際はなるべく
チェーン店ではなく
地元の飲食店に入るように
しています。

その方が、
その地域のことが分りますし、
何よりそこの経営者や従業員の
方々を知ることが出来るからです。


世の中の法人の96%が同族企業です。

個人事業を含めると
ほとんどが同族ということになります。

そんな同族のサポートをする僕たちは

そこで働く人そのものや
それぞれの人との関係を
(家族関係含む)が
よくわかってないと
仕事が進められないと思うのです。

テキスト等には
記されていないことが超重要と思う
毎日です。

P.S.

Aさんからの学びを終えた後、

先輩コンサルさんとはしごして
その日の出来事を反芻しました。

飲んでばっかり!

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