美顔器の前の美青年


今、僕が住んでいる新宿区では
外国人観光客を見る機会が
増えてきました。

とはいえ、

コロナ前と比べると
まだまだ少ない印象です。

コロナ前は

外国人が日本人より多いエリアが
たくさんありましたから…


さて、さて…
コロナ前のことですが、

外国人観光客が増えるに連れ
家電量販店の売場が
どんどん変わっていきました。

炊飯器などの売場が広がり、
また時計売り場も広がり、

さらにキャスター付きバッグが
1階の良い場所を占領するなどしました。

その他、ドラッグストアの売場面積が拡大し
品ぞろえが豊富になりました。


先日、

現状の少しだけ外国人旅行者が増えた状況で
家電量販店はどのような売場になっている
だろうと思い、
新宿駅近辺の家電量販店をはしごしてみました。

すると思ったほど
売場の変化は見られず、
またお客様としての外国人の姿も
ほとんど見られませんでした。

外国人旅行者は
「モノを買う」から
「体験を買う」に移行した

と昨今言われていますが
まさにそういうことかも知れません。


地方で魅力的な体験・コンテンツが
あるところは、
これからがチャンスかも知れません。


続けて
家電量販店の中をフラフラ歩いていると
理美容コーナーにたどり着きました。

販促物はピンクを主体としたものばかりで
美顔器やムダ毛処理器の他
通常はドラッグストアに売っていそうな
化粧品もおいてありました。

そこでは日本人とアジア人の
若い女性が理美容品等を見ていました。


とその女性群の中に

10代後半か、20代前半の男性の
姿がありました。

イモくさいおじさんである僕とは対照的な
とても整った顔つきの美青年です。

体系はやせ形で足は長く、
鼻はシュッとして、目は面長。

服装は全身黒で
下はかなり細めのパンツ
上はマントのような服装です。

僕は若かりし頃の
東山紀之さんを思い出しました。


その美青年が
ある美顔器の前でじっと商品を
見つめています。

その美顔器に手を伸ばすわけではなく
凝視しているだけです。

僕は俄然興味が出て
その美青年から3メートルくらい離れて
観察を始めました。

その後も彼は微動だせず
5分ほどしてからその売場から
去っていきました。


そのような行動は
僕は絶対に取らない行動です。

彼が特別なのかも知れませんが
消費行動が変わっているのかもしれない
と思いました。


僕が中学生の頃は
坊主頭で、

頭から足の指の先まで
固形石鹸一つで洗っていましたが
今の人は色々なものを使って
自分の身体をケアをしているのかも
知れませんね。

男性化粧品が売れている
のはその証左だと思います。

※それが良いかどうか…
僕にはわかりません。


僕は仕事上
僕のことを一旦棚に上げ
トレンドに敏感にならなければいけない
と思いました。

P.S.

変化が激しすぎです。

「僕はこう思う」というのは
当然ありますが、
そればかりを主張していては
若い方との乖離が広がるばかり

とも思いました。

塩梅が難しい…

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